先日行われたWe Love Tennisのインタビューで、スタン・ワウリンカが、同郷のレジェンドでありライバルでもあるロジャー・フェデラーについて語った。sportskeedaが報じている。
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ワウリンカは、そのキャリアのほとんどすべてにおいて、フェデラーの影に隠れるような道のりを歩んできた。しかし彼は、そんな自身の立ち位置を恥じていないと話した。
「私は、常にこの状況をポジティブに捉えてきたんだ。最初はスイスだけに限らず、他の国でも常に彼の影に隠れた存在だった。でも結局、彼の影にならずに済む人はいないと思う。私は自分の道を切り開いた。彼があまり勝てていない時期に、僕はグランドスラムのトーナメントで優勝したんだ」
加えてワウリンカは、フェデラーに対して感謝の意を示した。
「彼のおかげで、デビスカップやオリンピックの金メダルも獲得できたんだ。キャリアを積むには、何事も大切になってくる。テニスについてたくさん話をしたし、結局、僕にとっては、すべてが “有益 “なんだ。それぞれの人生があって、一緒に偉大な勝利を刻むことができたから、2人の間には決して切れることのない絆が生まれた」
長いテニスの歴史において、最も優秀な選手たちが集まった黄金の2010年代を引っ張る内の1人だったワウリンカ。タイトルの数や知名度においてフェデラーに勝ることはなくとも、彼が積み上げてきたキャリアは称賛に値するものだ。できることなら、ワウリンカには1日でも長く現役を続けてもらいたい。
(画像=https://www.instagram.com/stanwawrinka85/)