【海外テニス】元世界8位を倒したサラリーマン選手にジョコビッチが感銘「コートで会おう」

 

現在、不動産投資家として本業をする傍ら、プロテニス選手としても活動するマティヤ・ペコティッチに大きな注目が集まっている。先日のデルレイビーチ・オープンの予選を通過し、本戦のオープニング・ラウンドで元世界8位のジャック・ソックを倒した彼は、多くの社会人プレイヤーに希望を与えたが、これには世界王者であるノバク・ジョコビッチも深い感銘を受けたようだ。sportskeedaが報じている。

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ジョコビッチは、ペコティッチの動画をインスタグラムのストーリーへ以下のように公開した。

「マティヤ、マイブラザー!君はオフィスで仕事をするより向いていることがある。すぐにコートで会おう」

ペコティッチは、1993年に戦争で荒廃したセルビアから家族とともにマルタへ移住した後、渡米した先の大学でテニスの腕を磨くチャンスを得たとされている。彼はソックを倒した後、以下のようにコメントしている。

「今日は、仕事を早く切り上げなきゃいけなかったんだ。チーム全員にメールを送る必要もあった。(上司は)私に休みをくれたよ。だけど明日も休みをもらわないといけないね」

母親がクロアチアのルーツを持ち、現在は同国の英雄であるゴラン・イワニセビッチにコーチングを受けているジョコビッチにとって、クロアチア人であるペコティッチの活躍は、まるで自分のことのように嬉しかったに違いない。

残念ながら続く2回戦で、マルコス・ギロンにストレートで敗れてしまったペコティッチだが、サラリーマンがプロを破ったという奇跡のような戦績は今後も語り継がれることだろう。ジョコビッチの言う通り、2人がコート上で対面するチャンスが来ることを心待ちにしたい。

(画像=https://twitter.com/josemorgado)