全豪オープン男子準々決勝で、マッテオ・ベッレティーニとガエル・モンフィスは、最高のゲームを繰り広げた。特にモンフィスには、2019年全米オープンでの雪辱を晴らすことが期待されていたが、今回も残念ながら、ベレッティーニに敗北する形となってしまった。
しかし、この試合を見て悔しい思いをしたのは、モンフィス本人だけではなかったようだ。essentiallysportsが報じている。
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事態は、ベレッティーニのオンコートインタビュー中に起きた。なんと、観客の一人がインタビューを遮るように「Yo Matt, F*** You」と叫んだのだ。しかし、これに対してベレッティーニは、とても上品なアンサーを返した。
「人がいっぱいいて、僕はこの雰囲気が好きなんだ。中にはリアルなテニスファンじゃない人もいると思うけど、それはそれで結構。みんなをコントロールすることはできないし、敬意は払うべきだけど、でもそれでいいんだ。僕は勝ったんだから、ハッピーだよ」
“The Monf Show”と呼ばれるモンフィスの派手なプレーは、世界共通で多大な人気を誇っており、彼が負けたことは多くの人にとってショックだっただろう。しかし、だからと言って、対戦相手へのリスペクトは忘れるべきではない。
ベレッティーニは今回の勝利で、イタリア人選手としては初となる全豪オープンの準決勝に到達した。次の対戦相手は、BIG3の一角を担うラファエル・ナダルだが、持ち前のビッグサーブとフォアハンドで健闘してもらいたい。
（画像＝matberrettini）
