【ATP/テニス】ナダルが怪我からカムバックする秘訣を話す「苦しみを楽しむことを学べ」

 

ラファエル・ナダルのこれまでのキャリアを追ってきた方なら分かるはずだが、彼の困難な状態からカムバックする強い精神力は誰にも真似できるものではない。現在開催中のマドリードも、肋骨の骨折という怪我を乗り越えての出場だ。なぜ彼は、ここまで強いタフネスを持てるのだろうか?ATP公式サイトが報じている。

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4つのマッチポイントをしのぎ、ファイナルセットのタイブレークでゴフィンを倒した後、ナダルは会見で以下のように語った。

「僕はいつも、何度も何度も言ってきたんだ。こういう瞬間にどう耐えるか、そして、こういう苦しみをどう楽しむかを学ばなければならない。スリリングな瞬間のために、僕たちは働いているんだ」

「可動性、ゲームの安定性、体を再び適応させること。20歳や19歳のときに怪我から復帰するのと、36歳になってから復帰するのはまた違うんだ。再開するときに、さまざまな場所に痛みが出てくるから、それを管理する必要があるんだ。練習法や、できること、できないことを管理する必要がね」

苦しみを楽しむとは、なんともハードワーカーなナダルらしい発言だが、これまで経験してきた苦難も、彼にとっては楽しみの1つだったのかもしれない。今後もナダルは、立ち向かって来るいかなる障壁も、楽しみつつ乗り越えていくはずだ。

(画像=https://www.instagram.com/rafaelnadal/)