世界中のテニスファンが恐れていることの1つは、BIG3が引退してしまうことだろう。カルロス・アルカラスを始めとして、有望な若手が育ってきているとは言え、彼らがBIG3の後を継いでテニス界を盛り上げられるかは不透明だ。そんな中、ラファエル・ナダルが将来のテニス界について語った。sportskeedaが報じている。
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Rafa signing my Real Madrid Rafa Nadal #14 jersey 🤩
— Not Rafael Nadal 🇫🇷🌱 (@RaphaelDabadie) July 26, 2022
Carlos saw it and told Joan that if I kept showing it he would throw me out of the stadium 😂 (he’s a Barcelona fan) pic.twitter.com/WZkMA3m4zK
ナダルはTalento a Bordoとの取材で、以下のようにコメントした。
「テニス界では、常に世代交代が行われてきた。偉大なスターがいたとしても、他の選手に取って代わられるのは普通のことだよ。私たちの場合は、長年の間、世代交代が行われなかった世代かもしれないけど、新しい世代の人たちが留まり、引き継ぐと確信している」
今後を担う若手たちとコート上で実際に戦ってきたナダルの発言には、説得力がある。加えて彼は、テニスにおける精神的な強さの重要性ついても語った。
「精神的な強さは、競技をする上で重要な要素の一つだ。すべてのことは訓練できるし、メンタルの向上は、私も子供の頃から叔父のトニーと一緒に取り組んできたことなんだ。そして、私のキャリアの進化とともに、その訓練は継続され、競技そのものがそれを強化し、進化させ続けてくれたんだ」
「すべてのエリートスポーツは複雑で、特にテニスは1対1のスポーツだ。自分より強い相手、あるいは弱い相手だとしても関係なく、その日に調子を上げてきた相手と試合をするんだ。だけど、戦いは自分自身との戦いでもあるし、それは時に大きな犠牲を払う必要がある。私たちはそれを多くのケースで見てきた。メンタルワークは特に重要なんだ」
今シーズンは肋骨の骨折や左足の慢性的な怪我に悩まされ、直近のウィンブルドンでは腹筋の断裂を負ったナダル。そんな彼が幾度となく復活を遂げられるのは、日々の鍛錬によって身に付けた強靭なタフネスが根本にあるのだろう。願わくば、若手たちには彼のレガシーを継いでもらいたいものだ。
(画像=https://www.instagram.com/rafaelnadal/)