元WTAのトッププレーヤーで、現在は解説者として活躍しているパム・シュライバーは、現在の世界女王であるアシュリー・バーティの王朝は、長く続かないと予想しているようだ。海外テニスサイトBASELINEが報じている。
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WTAのインタビューでシュライバーは、これまで102週連続で1位をキープしてきたバーティの圧倒的な実力に、今シーズンは手が届く選手がいると指摘した。
「新しいNo.1が誕生すると思う。バーティの活躍を見る限り、彼女はトップ5あたりに落ち着くと考えているわ」
では、誰が新たな女王に君臨するのだろうか?シュライバーにとってのフェイバリットは、2つのグランドスラムを制覇し、直近のWTAファイナルズを優勝をしたムグルザのようだ。
「ポイントのクオリティを見ていると、最も可能性が高いのはムグルザだと思う。サバレンカが怪我の悪魔を追い払うことができれば、彼女にもその可能性もあるだろうね。ムグルザは(コーチの)コンチータと強固なパートナーシップを築いている。ここ2、3年は成績が伸び悩んでいるように見えていたけど、2021年の後半は、全仏(2016年のオープン優勝)やウィンブルドン(2017年の優勝)で見受けられたような期待感をより強く感じさせるの」
「バーティは素晴らしい選手だけど、何年も連続でトップになれる選手とは思えない。彼女はとても堅実なプレーをするけど、今年は他の誰かがステップアップしていくと思う」
元全米ファイナリストであるシュライバーの予想は、現実のものとなるのだろうか?バーティは全豪オープンの前哨戦であるアデレード国際で、今シーズンの初戦を新進気鋭のココ・ガウフと対戦する予定だ。
(画像=ashbarty)