イギリスはラドゥカヌフィーバーでテニス人口が激増しているらしい。

 

ビリー・ジーン・キング・カップのイギリス代表の監督を務めるアン・キオザボングは、3度のグランドスラム・チャンピオンであるアンディ・マレーの復調、キャメロン・ノリーの予想外のATP世界ランキング上昇、エマ・ラドゥカヌのUSオープン予選からの衝撃的な優勝を受けて、より多くのイギリス人がテニスに興味を持つようになったと感じているようだ。tennisheadが報じている。

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キオザボングは、イギリスでのテニス人気の上昇を肌で感じているようだ。以下のように語っている。

「今、イギリスのテニス界には良い雰囲気が漂っている。エマ(ラドゥカヌ)とカム(キャメロン・ノリー)の成功を受けて、本当にエキサイティングな時期なの。イギリスの人々はテニスについて語り、テニスに興味を持ち、プレーしたいと思っている。これは素晴らしいことよ」

Spondが発表したデータによると、ラドゥカヌのUSオープン優勝した後の2ヶ月間で、推定10万人のイギリス人がテニスをプレーしたという結果も出ている。イギリスでラドゥカヌフィーバーが起きているのは間違いないだろう。また、キオザボングはラドゥカヌの成長速度について言及した。

「2022年に彼女がどのように成長するかは大きな問題よ。彼女はまだWTAツアーで1年間を通してプレーしたことがないから、それを経験するまでは正しい評価は下せないと思う。ツアーでの過酷な戦いに耐えられるだけの体力と、健康な体を確保する必要があるはず。これは、キャリアを積んで間もない時期の選手にとっての共通の目標だよ。彼女がどのように成長していくのか、とても楽しみね」

キオザボングは最後に、アンディ・マレーの奇跡的な復活についても一言を添えた。

「彼は金属製の股関節でプレーしているわけだけど、それでも時折ガゼルのような動きをするよね」

(画像=emmaraducanu)