【ATP/テニス】ロシアテニス連盟が2006年以来のデビスカップ優勝!メドベは全試合でストレート勝ち。

 

テニスにおける国別対抗戦のデビスカップの決勝が先日マドリードで行われ、ロシアがクロアチア相手に2-0で勝利し、見事優勝を決めた。

 

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ロシアが15年間待ち望んでいたタイトルは、エースであるメドベデフのクラッチパフォーマンスによって獲得された。対戦相手の元世界3位であるチリッチは、キャリアも後半に入りテニスのクオリティが下り坂ではあるものの、恵まれたフィジカルを持つ決して侮れない選手だった。しかし、メドベデフはファーストセットこそタイブレークまで粘られたものの、セカンドセットでは長いラリーを嫌うチリッチを圧倒。7-6(7),6-2で勝利した。

 

今シーズンのロシア代表は、ルブレフとメドベデフの2枚看板を筆頭に本当に強かった。今年の初めに行われたATPカップでもロシアは、決勝戦でベレッティーニ率いるイタリアを相手に2-0でタイトルを獲得している。もちろん、その時に優勝を決めたのもメドベデフだ。ちなみに、先月行われた女子テニスの国別対抗戦であるビリー・ジーン・キング・カップでもロシアが優勝しているため、同国は2012年のチェコ共和国以来の2冠を達成したこととなる。

 

また、多くのテニス関係者が反感を示した来シーズンのデビスカップの開催地変更案だが、ITFと大会スポンサーKosmosの声明によれば、4つの都市でグループリーグを行い、決勝トーナメントは別の会場で行うという方針に変更はないそうだ。噂通りに行けば、決勝トーナメントはアラブ首長国連邦のアブダビで開催されることになるだろう。

 

デビスカップに出場した全ての試合で、ストレート勝ちを収めたメドベデフ。彼はチリッチに勝利したとともに、今シーズンのハードコートで唯一50勝以上をあげた選手となった。来年のATPカップでも、ロシア代表の快進撃は続くはずだ。

 

(画像=@DavisCup