アメリカで放映されている深夜のトーク番組『The Daily Show with Trevor Noah』に出演したロジャー・フェデラーは、司会のトレバー・ノアと共に栄光に満ちたキャリアを振り返った。sportskeedaが報じている。
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That time Wimbledon security wouldn’t let @rogerfederer in 😂 pic.twitter.com/mcREy62E13
— The Daily Show (@TheDailyShow) December 8, 2022
フェデラーは、キャリアをスタートさせた当初、長くプレーすることは夢物語だと考えていたそうだ。
「私は子供の頃、長い間F1のトップに君臨していたミハエル・シューマッハを尊敬していたんだ。あとタイガー・ウッズもそうだった。だけど私は、あんなに長くトップに立ち続けることは不可能だと思っていた」
「今になってみんなに『どうしてそんなに長いキャリアを築けたんですか?』と聞かれるけど、特別な方法なんて存在しないんだ。ただ、会場に向かって、戦って、また勝とうとするだけさ。そして、それが楽しいから続けるだけだよ」
「自分が、このスポーツを代表するという意味でも、テニスというスポーツが存続している間、楽しまなければいけない義務もあると思うんだ。最後までベストを尽くしたから、キャリアの最後はレモンを一滴残らず搾り出したような気持ちだったよ。その点においては手本として、ピート・サンプラスに、トップがどのようなものなのか見せてもらえたのは、大きかったね」
「ツアーではとても楽しめた気がする。テニスのみならずね。友人と最高のディナーに行くこともあったし、あまり深刻に考えず、プロフェッショナルに徹していたことがよかったと思う。少しアマチュア的な部分を残していたのが良かった」
「どのスポーツも、プロフェッショナルすぎな傾向になっていっているのが少し心配だけど、楽しさだけは失わないようにしてほしい。それは大事なことなんだ」
最後までテニスの楽しさを忘れなかったフェデラー。今後も彼は、これまでとは違った形でテニス界へ貢献してくれるだろう。
(画像=https://twitter.com/rogerfederer)