どうやらラファエル・ナダルは、カルロス・アルカラスと常に比較される今の状態にうんざりしているようだ。sportskeedaが報じている。
【関連記事】アルカラスが最強の筋肉を手に入れた方法とは?
Beginning his 800th week in the top 5 with a win 💪@RafaelNadal sees off Isner 6-3 6-1 to advance into the last 16 in Rome!#IBI22 pic.twitter.com/ZbxqVIk6Dc
— Tennis TV (@TennisTV) May 11, 2022
ローマでジョン・イズナーに勝利した後の記者会見で、ナダルは以下の様に語った。
「アルカラスが19歳のナダルより強いかどうかはわからない。僕がどうだったのか、彼が今どうなのか、いつも考えているわけにはいかない。彼は今のままだ。彼はファンタスティックだ」
「僕らにできることは、素晴らしいプレイヤーのキャリアを楽しむことだけだ。たとえ面白くても、彼と僕を比較するのはやめた方がいい」
アルカラスにプレッシャーをかけるのではなく、彼のキャリアを楽しもうと主張したナダル。加えて彼は、アルカラスが今後数年のうちにスラム・レースで自分を追い越すようなことがあれば嬉しいと話した。
「もし、彼が25のグランドスラムタイトルを勝ち取れたら、彼にとっても、国にとっても素晴らしいことだし、僕もうれしいよ。私たちのスポーツにとって、とても良いことだ」
「でも、彼にはキャリアを楽しませてあげようよ。僕はキャリアを楽しんでいるよ。自分のテニスキャリアを管理することができたから、とても幸せだ」
また、ナダルは以下の様にも言及した。
「異なる瞬間、異なるキャリア。時代は変化しているから、異なるアプローチをする。彼を楽しもう。それだけだ。彼にプレッシャーを、余計なプレッシャーをかけないでくれ。いちいち僕に聞かないでくれ」
「あなたが質問するたびに、僕は同じことを言うよ」
ナダルと全く同じ日に世界ランキングトップ10入りを果たしたアルカラスに対して、運命的な宿命を感じてしまうファンがいるのは事実だが、それが彼の枷になってしまわないかをナダルは心配しているのだろう。アルカラスがどの様なキャリアを歩んでいくのか目が離せない。
(画像=https://www.instagram.com/rafaelnadal/)