【海外テニス】メドベージェフが世界王者の苦悩について語る「ジョコビッチは多くの嫌がらせを受けている」

2022年シーズン、ダニール・メドベージェフは16週間にわたって世界ランキング1位になり、ATP史上18番目に長い世界王者となった。現時点ではランキング6位まで落ちているが、リズムを取り戻した現在は18連勝中であり、不調から見事なカムバックを果たしている。そんなメドベージェフが取材で、1位になったことにより受ける巨大なプレッシャーと、その対処法について語った。sportskeedaが報じている。

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メドベージェフは、トップランカーになるとSNS上でアンチが増えると指摘し、どんなに謙虚な人物であろうと、誰でも嫌われる可能性があると述べた。

「確かに、プレッシャーは簡単に対処できない。大きな期待がかかっているからね。だけど、プレッシャーは自分に多くのことを教えてくれた。たとえば、20歳でツアーに参加したばかりの頃は、SNSが大好きで、自分自身についてのすべてのコメントを読んでいたよ。ファンが、『彼はいい結果を残すだろう』とか『あいつは悪い選手だ』とか言っているのを見れば、それに反論したくなるものだよね」

「世界王者になると、確かに多くのアンチを引き寄せる。それが普通だよ。ノバク・ジョコビッチは多くの嫌がらせを受けている。ラファエル・ナダルや、ロジャー・フェデラーみたいな人物でもゼロではない。『どうしてそんなことするんだ』と思うよ。憎しみを向けてはいけない」

「そして、プレッシャーは私に教えてくれた。自分にもっと集中して、自分の周りの親しい人々にフォーカスすることが、後悔せずに真実を守る唯一の方法だとね」

メドベージェフは、ランキング1位になってからの数週間、本来の強さを発揮することができずに、結局はランキング1位を譲ることになった。常に大きなプレッシャーと戦い続けなければいけないテニスツアーは厳しい世界だが、それでもメドベージェフは王座奪還へ向けて歩みを進めるだろう。今後の活躍に期待したい。

(画像=https://twitter.com/WeAreTennis)