【全豪オープン】バーティの決勝戦が過去最高の視聴率を記録。【男子の決勝よりも上】

 

アシュリー・バーティとダニエル・コリンズの間で行われた2022年全豪オープンの決勝戦は、お互いにとって重要な意味を持っていた。バーティにとっては、全豪オープン初優勝の期待がかかり、ウェアのスポンサーもコーチもいないコリンズにとっては、今後のキャリアをかけた大事な一戦だった。そして、この歴史的一戦は、過去最高の視聴率を打ち出したとしても話題となっている。essentiallysportsが報じた。

【関連記事】バーティが劣勢を覆すためにとった奇策は自分の必殺技を封じることだった。

海外テニス記者が調べたところによると、この試合は1999年の全豪オープンで記録を取り始めて以来、最も多くの視聴者数を集めた試合になったそうだ。

この試合のピーク時の視聴者数は426万1,000人で、平均は357万7,000人と、世界中のあらゆるテニスファン達がこの試合を視聴した。これに対し、男子決勝戦のラファエル・ナダルとダニール・メドベデフ戦のピークは270万人となり、比較的落ち着いた数字となった。

このデータは、視聴者数の内訳を見てみるとさらに面白い。バーティとコリンズの決勝戦を最も見ていたのは、やはりオーストラリアの人達で、ピーク時にはなんとオーストラリアの全人口の内、約17%もの人たちが試合を観戦した。これは約6人に1人の割合である。

全豪オープンを制したバーティは、これで3つの異なるサーフェスでグランドスラムを制した選手となり、現役女性プレーヤーとしては、セレナ・ウィリアムズに次いで2人目の快挙となった。彼女のテクニカルな試合は、今後もホームであるオーストラリアから、多大な注目を集め続けることだろう。

(画像=ashbarty)