どうやら、ヤニック・シナーとリカルド・ピアッティの師弟関係は、深刻な危機に瀕しているようだ。puntodebreakが報じている。
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シナーとピアッティの関係が悪くなった理由
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このニュースはとても衝撃的だと言える。何故なら、シナーとピアッティの関係はとても良好だと思われていたからだ。昨シーズンに、リザーブとして最終戦へ出場を果たしたシナーへ、ピアッティが最大の賛辞を送っていたのは記憶に新しい。
どうやら、両者はここ数ヶ月の間にいくつかの意見の相違があったそうだ。決定的な瞬間は、今年の全豪オープンの3回戦で、ダニエル太郎と対戦した際に、ピアッティが「頭を使え、冷静になれ! 冷静になれって言っているだろう!」と檄を飛ばしたことが、シナーにとっては不快だったと報道されている。
シナーはここ数日の内に、詳しい経緯を発表する予定だったそうだが、彼がコロナウイルスに感染してロッテルダムをスキップしたこともあり、何が起こったのか詳しくは分かっていない。ちなみに、シナーは、拠点としているモンテカルロで、ステファノ・トラバグリアのコーチを務めていたシモーネ・ヴァグノッツィと練習する姿が目撃されている。
シナーを指導する最有力候補はベッカー?
ジョン・マッケンローが、ビランデルとのインタビューで、シナーに向けてコーチングの逆オファーをしたらしい。過去に彼が担当した選手として、記憶に残っているのはラオニッチぐらいだけど、どんな指導するんだろ?悪童で練習嫌いだったマッケンローのコーチングには、凄い癖がありそう。 https://t.co/G9Wo8qXoGW
— モリス@海外テニス情報 (@Morris2009USop) January 23, 2022
では、ピアッティの後任は一体誰になるのだろうか?
直近では、マッツ・ビランデルとの対談で、ジョン・マッケンローが、シナーへコーチングの逆オファーをしたことが話題となっていたが、どうやら最有力候補は、ノバク・ジョコビッチのコーチを務めた経験もあるボリス・ベッカーらしい。
将来有望な若い選手が、コーチを変えるのは簡単なことではない。しかも、ピアッティはシナーにとってただのコーチではなかった。ツアーで強さを発揮させ、ATPランキングのトップに定着させた恩師なのだ。今回のこの動きが、彼のキャリアにどのように影響してくるのか、しっかりと見守っていきたい。
(画像=janniksin)