ギリシャの英雄であるステファノス・チチパスが、2月28日火曜日の深夜に、同国の都市ラリッサで発生した列車衝突の犠牲者に哀悼の意を示した。sportskeedaが報じている。
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ギリシャで起きたこの悲惨な事故は、旅客列車と貨物列車の正面衝突により、少なくとも38人が亡くなったとされている。多くの車両は粉々になり、1台は火災に見舞われ、ギリシャ史上最悪の列車事故となってしまった。加えて犠牲者の多くが、アテネのカーニバルから帰る途中の学生だったことも考えると胸が痛む。
チチパスは、自身のSNSで以下のように団結を持ちかけた。
「今日、私たちは一つの国家として立ち上がって、悲しみの中で団結し、この困難な時期を互いに支え合いましょう。愛と慈しみと力を合わせて、失われた人々の思い出を称えようではありませんか。ギリシャとその国民に神のご加護がありますように」
現在、ギリシャ政府は3日間の喪を宣言し、アテネにはギリシャ国旗が半旗の状態で掲げられている。人災の可能性もあるとのことだが、自身の影響力を利用し、ポジティブなエネルギーを発信したチチパスは尊敬に値する。現在は肩の負傷によりツアーを離脱しているが、今後も彼にはテニスという競技を通じて、多くの人を元気付けてもらいたい。
(画像=https://www.instagram.com/stefanostsitsipas98/)