過去10年半にわたって、ロジャー・フェデラーのエージェントを務めてきたトニー・ゴジックをご存知だろうか?先日、フェデラーがオスカー女優のアン・ハサウェイと共に、スイスの観光局のCMに出演したことはあらゆるメディアで取り上げられたが、そこでゴジックの名前が出たことで「彼は一体誰なんだ?」と海外で話題になっている。なので今回は、この2人の関係性について紹介させていただきたい。sportskeedaが報じた。
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フェデラーとゴジックが出会ったきっかけ
Interview with Tony Godsick about what it’s like being the agent for Roger Federer.
— David Law (@DavidLawTennis) September 20, 2018
Says he initially spoke to all the Slams about Laver Cup because ‘it’s criminal that they (the venues) are only used a couple weeks a year’. https://t.co/eb6UdrJ4qj
トニー・ゴシックは、ニューハンプシャー州の名門ダートマス大学を卒業しており、国際経営グループ(IMG)でインターンを始めた時からキャリアが始まった。彼がアスリートのマネージメントに従事し始めたきっかけは、元世界ランキング1位のモニカ・セレシュのエキシビション・イベントのアシスタントとして呼ばれ、それを機に彼女の日替わりトラベルマネージャーを務めることになったことだと言われている。
そして2005年、フェデラーがエージェントを探していた時に、セレシュが彼へIMGで探すことを勧め、オススメの人物としてゴジックの名前をあげたことから、フェデラーとの関係が出来上がった。
フェデラーとゴジックのIMGからの独立
Here’s my exchange today with Roger Federer (on Zoom from Geneva) on why Team8, the agency he cofounded with his agent Tony Godsick, split with Sascha Zverev suddenly last year, and if that was related to the abuse allegations against Zverev from his ex-girlfriend Olya Sharypova: pic.twitter.com/NHbB6rUbrd
— Ben Rothenberg (@BenRothenberg) May 17, 2021
フェデラーとゴジックは、2013年までIMGで一緒に仕事をしていたが、2人は独立の道を選び、スポーツエージェント会社としてTeam8を立ち上げた。Team8には現在、WTA選手のココ・ガウフ、フアン・マルティン・デルポトロなど、大物テニス選手が在籍しており、過去には、アレクサンダー・ズベレフの名前も存在した。
フェデラーは過去に、ゴジックとのパートナーシップの秘訣について語っていたことがある。
「トニーと私は、15年以上一緒に仕事をしている。同じ目標に向かって足並みを揃えるために、良い意味での信頼関係を築いてきた。彼だけの問題ではなく、私だけの問題でもない。私たちは共に成長してきた」
「彼は、家族とテニスが私にとってどれだけ大切かを理解してくれている。それがなければ、(私たちのパートナーシップは)これだけ長い間存続できないよね」
フェデラーは、記者から取材を受けた時に「私の住んでいる所について書かないでくれ」と話した逸話があるほど、家族とのプライベートを大切にする選手だ。ゴジックはそんなフェデラーを深く理解しているのだろう。今後も2人には良好な関係を築き上げて欲しい。
(画像=getty)