【ATP/テニス】今シーズンに引退を決断したプロテニス選手達まとめ【2021年版】

 

今シーズンはカルロス・アルカラスを筆頭に、ベテラン達と若手達の間で大規模な世代交代が行われた印象的な1年間でもあった。今回は、今シーズン惜しまれつつも引退してしまった選手を6人紹介させていただきたい。

 

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アレクサンドル・ドルゴポロフ(33歳)

2018年に手首の手術を受けてから、ツアーからは離脱状態にあったドルゴポロフ。数年に及ぶ長いリハビリ期間を経ても手首の痛みは消えず、とうとう引退を決断したわけだが、彼のロボットのように見える特徴的なフォームは長くファン達の記憶に残り続ける事だろう。ドルゴポロフのクイックサーブを起点としたサービスゲームは攻略が難しく、過去にはナダルに勝利した事もある。

 

ギリェルモ・ガルシア=ロペス(38歳)

パワーストローカーが多いスペイン人選手の中では、珍しいタイプの片手バック&テクニックのテニスを得意としていたロペスも、年齢による衰えを感じたのか今シーズンで引退するようだ。ネームバリュー的には地味な選手だが、2014年に全豪オープンを制して勢いに乗っていたワウリンカを、全仏オープンでノックアウトさせた彼の偉業は今後も語り継がれることだろう。

 

マルティン・クリザン(32歳)

 
 
 
 
 
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過去にはATPのニューカマー賞を受賞したクリザンも、慢性的な手首の怪我が原因となり、32歳という若さでツアーから離れてしまうようだ。彼はトーナメントにおいて、決勝戦の戦績が6勝1敗と勝負強さがピカイチな選手であり、過去にはグランドスラムで錦織圭を倒した事もある実力者だ。現役時には不規則な生活がたたって、本来のポテンシャルを発揮する事ができない事もあったが、彼のプレーがもう見られないのは残念でならない。

 

レオナルド・メイヤー(34歳)

 
 
 
 
 
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フアン・モナコや、フアン・マルティン・デルポトロらと共に、アルゼンチンを支えてきたデビスカップのヒーローも年齢の壁には勝てなかったようだ。メイヤーはコート外では謙虚なナイスガイだが、コートに入った彼はとても情熱的で、熱いハートを武器に戦うファイターだった。晩年はチャレンジャー大会を巡る事が多かったため、メディアの日の目を浴びずに引退するのがとても寂しいが、彼は今後どのような活動をしていくのだろうか?

 

ユルゲン・メルツァー(40歳)

 
 
 
 
 
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オーストリアの英雄と言えば、真っ先にドミニク・ティエムの名前が出てくる方も多いと思うが、彼よりも先に世界ランキングトップ10の壁を壊したのはメルツァーだ。彼はシングルスとダブルス両種目で300勝を達成した数少ないプレイヤーであり、ダブルスでは全米と全英の2つのグランドスラムを制覇した過去がある。またメルツァーは2010年の全仏でジョコビッチを3-6, 2-6, 6-2, 7-6, 6-4という激闘で破っており、グランドスラムでジョコビッチを相手に2セットダウンから逆転勝利した唯一の選手でもある。

 

ビクター・トロイツキ(35歳)

 
 
 
 
 
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セルビアには、サングラスがシンボルマークの選手が2人おり、片方はティプサレビッチでもう片方はこのトロイツキだ。彼はジョコビッチと共にセルビアをデビスカップ初優勝へと導いたメンバーの1人で、世界ランクは過去に12位を記録した事もある実力者だ。トロイツキは、今年のウィンブルドンで予選敗退した後に現役を引退した後、すでにデビスカップのセルビア代表監督となっているため、また近いうちにコートで彼を見ることは叶うだろう。今後は裏方としてセルビアを引っ張ってもらいたい。

 

(画像=jojomelzer)