大金星のティアフォーが幼少期を振り返る「大学に行く余裕がなかったからテニスを利用した」

 

フランシス・ティアフォーは、2022年USオープンでラファエル・ナダルを4回戦で破り、生涯で最高のパフォーマンスを演じた。歴史に残るアップセットを受けて、多くの著名人が彼のことを祝福することになったわけだが、これまでの彼の人生は決して順風満帆だったわけではない。sportskeedaが報じている。

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ティアフォーの両親は、内戦を逃れるためにアメリカへ移住してきたシエラレオネからの移民であり、父親は日雇い作業員、母親は看護師として仕事を掛け持ちして働いていた。決して裕福とは言えない環境の中で、ティアフォーはテニスで人生を変えたいと本気で考えていたそうだ。

「テニスを始めた時、父が『テニスで奨学金を貰って学校に通えるようになったらすごいことだぞ』と言ったんだ。僕たちは大学に行く余裕がなかった。だから、テニスというスポーツを利用したんだ」

さらにティアフォーは幼少期を振り返り、ヒーローであったウィリアムズ姉妹から受けた影響についても語った。

「セリーナやヴィーナスがグランドスラムの決勝でプレーしているのを見たのは、僕がまだ子供だった時だ。ウィンブルドンでプレーしたり、アーサー・アッシュでプレーしたり、そんなことができたらどんなにクールだろうと思ったよ」

「そう、僕はこのゲームに大きな情熱を抱いていたんだ。自分のためだけでなく、両親のためにもね。家族は僕の大金星を目撃したし、あのマウント・ラッシュモア(アメリカの偉大な大統領が4人彫られている山)の一角に属する選手に勝てたなんて、彼らは今日のことを一生忘れないだろうね」

ナダルに勝利した時の心境を「僕の心臓は時速1000マイルも進んでいた」と表現したティアフォー。底辺から這い上がってきた彼にとって、今回の大勝利はこれまでの頑張りが報われる特別なものになったことだろう。

(画像=https://www.instagram.com/bigfoe1998/)