2020年代へ突入し、テニス界にも新しい世代の選手が波及し始めた。しかし、未だにラファエル・ナダルとノバク・ジョコビッチは大きな力を持っており、グランドスラムのタイトルを独占している。今後のテニス界はどのような道のりを歩むのだろうか？世界一のコーチと言われているパトリック・ムラトグルーが、トップ選手たちのフィジカルの特徴について語った。sportskeedaが報じている。
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上記の動画で、ムラトグルーは次のように語っている。
「テニスは、言ってみればここ10年で進化した。トップ選手のプロトタイプを見てみると、みんな似ているよね。チチパス、ズベレフ、メドベデフなど、高身長で痩せ型の選手たちが多い。フィジカルにおいては本当に似たプロトタイプだ。だけど、彼らよりずっと背が低く、ずっと筋肉質なアルカラスが、ここ数カ月はずっと優勢だった。だから、驚きと興奮があるよね」
「現代テニスに求められるスタイルは、ビッグサーブを持っているのに長いラリーに対応できる選手だ。動きもディフェンスもすごいけど、少しゆっくりプレーしちゃうとすかさず攻めてくる感じさ。昔の選手は、すごいショットを1つや2つ持っている代わりに弱点がたくさんあったけど、今の選手たちは超完璧だよね。弱点がほとんどない。ズベレフやメドベデフ、もちろんノバクやラファを見ても、弱点がない。ゼロだ」
フィジカルやラケット性能の向上により、高身長の選手もハイスピードなラリーに対応できるようになった現代では、選手の劣った部分を探す方が難しくなっている。求められるベースが高まっている分、今後もテニスの競技としてのレベルは上がっていくだろう。ぜひムラトグルーには、その一端を担っていただきたい。
(画像＝https://www.instagram.com/patrickmouratoglou/)
