テニス界を代表するコーチとして有名なパトリック・ムラトグルーだが、どうやら彼はラファエル・ナダルのコーチであるカルロス・モヤの怒りを買ってしまったようだ。sportskeedaが報じている。
【関連記事】ナダルがサーブフォームを変化させた理由【ムラトグルーが解説】
事件の発端は、全仏オープンが始まる前、ムラトグルーがフランスのテレビ番組で、以下のようにコメントしたことから始まった。
🗣💬 La advertencia de Mouratoglou sobre Nadal: “No llegará en su mejor forma a Roland-Garros”
— Eurosport.es (@Eurosport_ES) May 3, 2022
「彼(ナダル)がこれほど少ない試合数でローラン・ギャロスに挑むのは非常に珍しいことだ。だから、この大会は彼にとっては未知の世界なんだ。今シーズンは素晴らしいスタートを切ったけれど、ラファは常に多くの試合数を必要とする選手だ。ベストの状態ではないだろう」
ムラトグルーの言う通り、インディアンウェルズで肋骨の骨折をしたナダルは、クレーシーズンのスタートに乗り遅れ、例年のように試合数をこなせなかった。だが、彼の主張に反論を唱えたのがモヤだ。
17 años seguidos top 10,Roland Garros’20 con 3 partidos en 7 meses,Australian Open’22 con 3 partidos en 6 meses..un poco de respeto y memoria @pmouratoglou 😉 https://t.co/5tgIRslIT6
— Carlos Moya (@Charlymoya) May 3, 2022
「17年連続でトップ10入り、2020年ローラン・ギャロスでは7ヶ月で3試合のみこなして優勝、同じく2022年全豪オープンでは6ヶ月で3試合だけこなして優勝、ちょっとしたリスペクトと思い出だ」
ビッグネーム同士のビーフだったこともあり、このやり取りには大きな注目が集まっていたが、ナダルが結果的に全仏オープンを優勝した今、2人のいざこざは解消されたのだろうか？先日、あるファンが、モヤに「ムラトグルーから連絡はあった？」と尋ねたところ、彼は以下のように答えている。
Solo me acuerdo de los que apoyan y disfrutan de las victorias..saludos!!
— Carlos Moya (@Charlymoya) June 6, 2022
「応援してくれる人しか覚えていない。勝利を楽しもう・・・乾杯！！」
モヤの反応を見る限り、ムラトグルーは彼に対して釈明をしていない可能性が高いが、実際のところはどうなのだろうか？彼らの関係性からは、今後も目が離せない。
(画像＝https://www.instagram.com/patrickmouratoglou/)
