2021年に印象的なブレイクアウトのシーズンを過ごしたキャメロン・ノリーは、自分がもはや挑戦者ではなく、周りの相手に挑まれる側のプレーヤーになったことを自覚しているようだ。tennisheadが報じている。
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2020年のATP世界ランキングでは71位だったノリーだが、昨年は59位上昇して12位までブレイクアップすることに成功した。特に先シーズンでのハイライトは、インディアンウェルズのマスターズでATPマスターズ1000大会初優勝を果たしたことだろう。また、惜しくもATPファイナルズへのストレートインは逃したが、世界ランキング4位のステファノス・チチパスが肘の故障で欠場したため、ラッキールーザーとして出場したことは記憶に新しい。
そんな底辺からの下克上を達成したノリーだが、今は追いかける立場ではなく、追いかけられる立場であることを肌で感じているようだ。
「この先のチャレンジを楽しみにしている。考え方が少し変わったしね。去年は多くの場合、自分が挑戦者になって相手を追い詰めていたけど、今年は全く逆のことが起こることもあるはずだ。プレッシャーは増すばかりだけど、今後のゲームを楽しみにしているし、体調も良い。ATPカップは厳しい戦いになると思うけど、とても楽しみだよ」
今年のATPカップでイギリスは、カナダ、ドイツといった強豪国揃いのグループCに入っている。しかしノリーは、そんな状況でも全く物怖じしていないようだ。彼は以下のように答えている。
「全豪オープンに向けて、自分が望んでいる場所で、自分が望んでいる試合をすることができる。最高だよ」
(画像=norriee)