ジョコビッチを気にかけていないとATPへ批判の声が上がる。【原文和訳あり】

 

バセク・ポスピシルは、ノバク・ジョコビッチの国外追放について沈黙を守っているATPを「選手のことを気にかけていない 」と非難した。tennisheadが報じている。

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全豪オープンへ出場するためにジョコビッチは、オーストラリアへとフライトしたが、入国管理局のホテルで拘束され、医療免除の証拠が不十分であると判断された結果、ビザが取り消されてしまった。

しかし、ビザを取り消した政府に対して裁判を起こしたジョコビッチは、最終的に勝訴し、未だに出場できるかどうかは不明だが、今は全豪オープンの会場で練習を行なっている。

一見すると、ジョコビッチの問題は解決に向かっているように見えるが、ジョコビッチと共にPTPA(プロテニス選手協会)を設立した盟友のバセク・ポスピシルは、この問題に対するATPの沈黙について、猛烈な批判を行なった。

「ノバクや他の選手のオーストラリアでの状況を、どう思うかは別として、ATPがこの件について沈黙を守っていることに気づきました。4日経っても簡単な声明すら出していないのです。彼らはすでに、選手を大切にしていないことを、過去に何度も示してきましたが、今回の沈黙は現実の問題に直面した時の、リーダーシップの欠如を表しています」

ポスピシルがこのツイートをした翌日に、ATPは正式にジョコビッチへの声明を発表したが、これを境にATPとPTPAの溝はさらに深まっていくことになるだろう。今回のジョコビッチの入国問題は、全豪オープンに限らず、プロテニス組織全体へ影響を及ぼしている。

(画像=vasek.pospisil)