ジョコビッチ父が豪政府の息子への対応に憤慨。「ノバクを磔にしようとしている」

 

ノバク・ジョコビッチの父親であるスルジャン・ジョコビッチは、入国の際に息子のビザをキャンセルし、ホテルへ拘束したオーストラリア政府の対応について、とても憤慨しているようだ。tennisheadが報じている。

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記者会見でスルジャンは「まるでノバクは監禁されている」と繰り返し強調した。

「オーストラリアのスコット・モリソン首相は、ノバクを攻撃して追放しようとした。彼らはノバクを屈服させたいんだ。我々はセルビア人だぞ!誇り高きヨーロッパの文明国だ。私たちの理想であり、トンネルの先に見える光であるノバクを誇りに思う。これは政治的な闘いなのだ!」

スルジャンはこれまでにも、ロジャー・フェデラーを「偉大なチャンピオンだが、人間としては劣っている」と評したり、2020年のUSオープンでジョコビッチがラインジャッジにボールをぶつけてしまい失格になった際には「ジョコビッチが不当な扱いを受けた」と明らかに誇張したメッセージを放ってきた過去がある。彼の発言は、物議を醸すことが少なくないが、続けて以下のようにも発言した。

「これはスポーツとは何の関係もない!(ノバクは)出場するための条件はすべて満たしていたのに、優勝するチャンスを得ることは許されないんだ。世界は自分たちのものだと思っている西洋の人々の考えは間違っている」

「イエスは十字架にかけられ、耐えて、今も私たちの中で生きている。それと同じように、彼らはノバクをはりつけにして、ひざまずかせようとしているのだ」

果たして、ジョコビッチが直面しているトラブルは、どのような結末を見せるのか?政治的な問題に発展しているだけに、大事には至らないように願いたい。

(画像=djokernole)