【ATP/テニス】ジョコビッチとラコステの契約って結局どうなったの?【本人がスポンサー事情を暴露】

 

ノバク・ジョコビッチは、全仏オープン開幕前の会見で、騒動の中、変わらずにサポートを続けているスポンサー企業に向けて、感謝の気持ちを表明した。tennismajorsが報道している。

【関連記事】ジョコビッチのイメージダウンはスポンサー契約の打ち切りに繋がる?【Hublot社が声明発表】

ジョコビッチとスポンサーの関係悪化

 
 
 
 
 
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今年に入ってからのジョコビッチの行動は、彼を支えるスポンサーの立場からすると、決してプラスなものではなかった。オーストラリア政府から受けた強制送還や、ワクチン未接種によるトーナメント出場制限は、ジョコビッチの広告塔としてのイメージダウンに繋がったからだ。

実際に、全豪オープンを火切りとして、彼のスポンサー契約に関する様々な憶測がメディア間で飛び交った。迅速な行動に出たのはプジョーで、同メーカーはジョコビッチとの提携を継続しない道を選び、テクノロジー企業のUKGも契約を更新しないことを決定した。

ジョコビッチを最後まで信じたスポンサー

 
 
 
 
 
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しかし、ジョコビッチから、全てのスポンサーが離れたわけではない。彼のプレーを支えるメインスポンサーであるラコステ、ヘッド、アシックスは、ジョコビッチと同じ道を歩むことに決めた。

ジョコビッチは記者団に対し「メインスポンサーには感謝しているが、もういないスポンサーもある。僕をサポートするべきだったのか、それとも僕から離れるべきだったのか、それを評価するのは僕の役目じゃない」と語ったが、彼なりに不安を感じていたことは予想がつく。

ちなみに、2021年にジョコビッチがスポンサーから受け取った契約額は約3,000万ドル(約34億円)と言われており、これは彼が昨シーズンに稼いだツアー賞金(9,069,227ドル)3倍以上の金額となる。

ラコステとジョコビッチの仲は?

 
 
 
 
 
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コアなテニスファンの方であれば、ラコステとジョコビッチの関係悪化のゴシップを一度は聞いたことがあるはずだ。セルビア紙『ブリック』が「ラコステが契約打ち切りに舵を取った」と報道した瞬間に、このニュースはすぐさま世界へ広まった。

だが、今のところジョコビッチは、ラコステのウェアを着てシーズンを過ごしている。両者の関係が気になるところだが、ジョコビッチは以下のように語っている。

「(ラコステと)私たちは定期的に連絡を取り合っていて、主にエドアルド(ジョコビッチの代理人の一人)が対応しているけど、ラコステのトップとは個人的に話をしたよ。彼らは、すべての状況、起こっていることすべてを理解してくれた。

「彼らのグローバル・アンバサダーとして、私は重要な存在と言えるけど、彼らの立場は簡単なものではなかった。メディアからのプレッシャーや、私がラコステに残ることを快く思っていない顧客からのプレッシャーもあったようなんだ」

「課題は常に存在するけど、ラコステは良い選択をしたと思うし、私は感謝している。今までと同じように、ラコステを代表する選手として、ベストを尽くしたいと思うよ。ラコステは、テニス界で最も偉大なブランドのひとつであり、偉大な伝統を持つブランドだから、このワニをシャツにつけられることは誇りだ」

ラコステの歴史は、フランス四銃士の1人であるルネ・ラコステが、ポロの選手が着ていた『襟付きの半袖ニット』をテニスへ持ち込んだ1927年まで遡る。テニス愛好家なら誰でも憧れるワニのマークは、ジョコビッチにとっても特別なものに違いない。

(画像=https://www.instagram.com/djokernole/)