BIG3のいない全豪オープンは実験場?チチパスが本音を語る。

 

ステファノス・チチパスは先日、ロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチが不在の中で行われる全豪オープンの可能性について語った。sportskeedaが報じている。

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2022年最初のグランドスラムの開催まで、あと数週間となったが、ビッグ3が一人も出場しない可能性が少しだが現実味を帯びてきた。フェデラーが怪我で欠場している一方で、ナダルはコロナの陽性反応が出ており、ジョコビッチはワクチンを接種しているかどうかを明らかにしていない。そんな中、チチパスは、BIG3のいないスラムは、これからの時代の実験場のようなものだと主張した。

「数年後には、今の全豪オープンみたいな状況は当たり前になっていると思う。トップ3がいないテニス界がどうなるか見てみようよ。今の段階でどの選手が勝つのかを見てみたいじゃないか」

ロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチのいずれも出場しなかった最後のグランドスラム(予選を除く)は、1999年の全米オープンだった。もし3人とも出られなかった場合は、約23年ぶりの珍事となる。

しかし、詳しいことを明らかになっていないが、今のところはメルボルンで開催されるATP250イベントで、ナダルは第1シードとしてシーズンを開始する見込みだ。彼が出場する可能性は高いだろう。

BIG3のいないグランドスラムを目撃する日もそう遠くはないかもしれないが、健康状態に不安を抱えるフェデラーやナダルと違い、今もなお最前線で戦っているジョコビッチは、まだまだグランドスラムに出場し続けるはずだ。だが、若手の時代が刻一刻と近づいてきているのは、間違いのない事実なのかもしれない。

(画像=stefanostsitsipas98)