ウィンブルドンは、最も伝統あるテニストーナメントの一つで、そのルーツは1877年にまで遡る。それ故にこの大会には、長く続いている一連の習慣や伝統があることは有名だが、今年はその内の1つが破られたことが話題となっている。essentiallysportsが報じた。
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The top seed takes Centre Stage 🏟@iga_swiatek | #Wimbledonpic.twitter.com/lbug4XcXOO
— wta (@WTA) June 28, 2022
その伝統とは、白一色ユニフォームの着用だ。ウィンブルドンでは、選手たちに帽子から靴下まで白色のドレスコードが課せられる。しかし、145年の歴史を経てウィンブルドンの運営は、このルールに特例を設けた。
ウクライナ危機が進行する中、選手たちが色のついたリボンを身につけることを許したのだ。
この発表を受けて、既に多くの選手がウクライナカラーのリボンを着用している。世界女王であるイガ・シフィオンテクは、帽子に青と黄色のリボンを着用して初戦に臨んでいた。
ロシア人選手を排除したしこりが残っているウィンブルドンだが、長年続いてきた伝統を破り、ウクライナ支援をサポートする今回の動きは、小さな変化とは言え一定の評価を受けるべきだろう。来年からは例年通りのウィンブルドンが戻ってくることを祈りたい。
(画像=https://twitter.com/Wimbledon)