【WTA/テニス】イガ・シフィオンテクが来シーズンへの抱負を語る。「効率的にテニスをして相手を混乱させたい」

 

WTAファイナルのグループ・チチェン・イッツァの第3戦で、絶好調のポーラ・バドサを7-5,6-4で破り、リーグ戦突破とはならなかったが、勝利という形でシーズンを終えたイガ・シフィオンテク。

 

まだ20歳という若さで、世界ランキング9位に位置付ける彼女だが、来シーズンはベテランのようなオーラを放ちたいと考えているようだ。海外テニスサイトtennis.comが報じている。

 

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シフィオンテクにとって、今シーズンは不完全燃焼な1年だっただろう。アデレードとローマで2つのビッグタイトルを獲得したが、昨シーズンのようにグランドスラムで優勝することは叶わなかった。また、自身初のランキングトップ10入りを果たし、WTAファイナルへ出場できたことは好材料だが、マリア・サッカリとの試合ではメンタル面での不安定さを露呈してしまい、まだまだプレーには改善の余地があることが露見した。

 

「エネルギーの消費を抑えて、より効率的にプレーしたい。そして数年後に標準を合わせて、最高のレベルに到達できるようになりたいの。試合に対する心構えを少し変えてみるつもり。」

 

シフィオンテクのプレースタイルといえば、ツアー屈指のステップワークで、エネルギッシュにボールを打ち込むタイプだが、彼女はそれに加えて、より経験豊富なベテランプレイヤーのようにプレイしたいと考えているようだ。

 

「今シーズンは、巧妙なプレーをする選手に何回か負けてしまった。コート上でより多くのバリエーションを持つことが私の課題。相手を混乱させることができるようになりたい。」

 

積極的に大量のスピンがかかったストロークを、怖がらずに打ち込めるのがシフィオンテクの持ち味ではあるが、今後はその武器をどのように使っていくのかが鍵となるのだろう。今年は、今後長くツアーで戦っていくことになるであろうラドゥカヌというシンデレラガールも現れた。シフィオンテクにはさらにステップアップしてもらい、女子テニス界を賑やかにしてもらいたい。