ブランドの専門家であるマルセル・ノビル氏は、Telegraph Sportの取材に応じ、ノバク・ジョコビッチの反ワクチン主義者としてのイメージが今後も高まるようであれば、彼に付いているスポンサーは関係を断ち切る可能性があると主張した。sportskeedが報じている。
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ジョコビッチのビザ騒動は、彼のイメージを低下させていることは間違いない。ボリス・ベッカーやマルチナ・ナブラチロワなど、かつてテニス界を引っ張ってきたレジェンドたちは最近、ジョコビッチにワクチン接種を受けるよう促している。
ジョコビッチは、Hublot、Head、Lacoste、Peugeot、Asics、Ultimate Kronos Group (UKG)、オーストリアの銀行グループであるRaiffeisen Bankなど、複数の数百万ドル規模の企業とスポンサー契約を結んでいるが、クノビル氏によれば、当分の間は契約を打ち切られることはないと見ている。
「今のところ、ジョコビッチのマネジメント担当者が心配する必要はないと思う。しかし、彼のスポンサーは間違いなく事態の推移を見守っているはずだ」
では、スポンサー達は、今のジョコビッチをどのような目で見ているのだろうか?Telegraph Sportが調べたところによると、ジョコビッチの有力スポンサーである高級時計ブランドのHublot社は “個人的な決断 “を理由に、彼との関係を断つことはないようだ。
「Hublotは世界No.1テニスプレーヤーとのパートナーシップを継続します。ジョコビッチも一人の人間です。我々は彼の個人的な決定についてはコメントできません」
ジョコビッチは、2021年にロジャー・フェデラー、大坂なおみ、セリーナ・ウィリアムズに次いで4番目に高い収益を得たテニスプレーヤーとなった。彼はスポンサー契約のみで、3,000万ドル(約34億円)を稼いでいる。もし、ジョコビッチとスポンサーが別れることになれば、収入の大部分を失うことになるだろう。クノビル氏は、スポンサーが恐れている状態について、以下のように考察している。
「彼に付いているスポンサーにとっての大きな懸念は、彼が反ワクチン療法の主要な提唱者であり、反ワクチン療法の広告塔であると認識されるようになった時に受けるダメージだろう」
(画像=djokernole)