ノバク・ジョコビッチの母親、ディヤナは、彼がワクチンを接種しないのは権利の範囲内であり、本人の意思に反して強制することはあり得ないと考えているようだ。sportskeedaが報じている。
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ジョコビッチ母は息子には権利があると主張する
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オーストラリアの人気ニュース番組”Sunrise”に出演したディヤナは、息子は自分の人生を自分で決めることができる年齢だと指摘した。
「彼はもう34歳。母親の私でさえ、彼に圧力をかけることはできません。彼には彼の人生の哲学があります。もし彼がワクチンは必要ないと考えているなら、私はただ “OK “と言えばいいのです」
どうやらディヤナは、息子が世界で最も健康な男であり、健康維持のために多くの時間と努力を費やしていることを知っているようだ。
「彼は世界で最も健康なスポーツマンだと思います。誰もが想像できないほど、自分の人生と体に気を配っているのですから。彼はテニスに対してとても献身的で、常にコートに立ちたいと考えています。私は、彼が自分の体をどれだけ大切にして、健康でいるためにどのような努力をしているのか知っています」
加えてディヤナは、すべての個人には自分自身の選択をする権利があると考えているそうだ。
「彼が予防接種をしたくないと言っても、何が問題なのかわかりません。それは彼の選択であり、この世界の誰もが自分の選択をする機会を持っているのです。彼を追いかけたり、圧力をかけたりしてはいけません。彼が本当に健康であれば、毎日PCR検査でも何でもやればいい。何が問題なのですか?」
ジョコビッチ母は全豪の運営に対して不満を持っている
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当然のことだが、世界中のテニスユーザーは、現代医療を拒絶するような姿勢を貫いているジョコビッチに対して不満を抱いている。特にオーストラリア国民は、ジョコビッチがワクチンを接種していないにもかかわらず、自国への入国を許可されたことに大きな不満を抱いていると言えるだろう。そんな息子の状態を、ディヤナはどのように考えているのだろう?
「予防接種に反対しているわけではありません。でも、ワクチンを接種したからといって、コロナウイルスから必ず守られるわけではないと思うのです。2回または3回のワクチン接種をしていても、ウイルスにかかる人はたくさんいます。だから、ワクチンを接種していないと出場できないという決まりは理解できません」
「健康であって、PCRが陰性なのに、なぜプレーできないのですか?もし彼がコートで咳をしたら、1万人の人に感染するのでしょうか?それは真実ではないし、愚かなことです」
ディヤナが彼を擁護したくなる気持ちも分かるが、虚偽の報告の疑惑をかけられたり、コロナ陽性と知っておきながら、メディアの取材に応じたジョコビッチの行動には、誰もが不信感を募らせている。例え全豪オープンに出場できたとしても、世間の目が彼を完全に許すことはあり得ないだろう。
(画像=djokernole)