近頃のATPツアーでは、選手たちの試合中のマナーが問題となっている。特に、アカプルコOPで審判台をラケットで何度も叩いたズベレフには、多くの批判が集まった。そんな中、先日行われたユーロスポーツのインタビューで、レジェンドであり解説者のマッツ・ビランデルが自身の意見を明らかにした。sportskeedaが報じている。
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Alexander Zverev has been THROWN OUT of the Mexican Open for attacking the umpire’s chair at the end of his doubles match 😮😮😮 pic.twitter.com/CWhQ1r6kwj
— Amazon Prime Video Sport (@primevideosport) February 23, 2022
ビランデルは選手たちのラケット破壊に関して、処罰の厳罰化を求めるスタンスを取っているが、その理由について以下のように答えた。
「テニスコートでラケットを壊すというのは、僕にとっては最低の行為だ。なぜなら、ほとんどの子供たちはテニスラケットを買う余裕がないからね。あれは間違っていると思う」
「ズベレフの処罰には、執行猶予を与えるべきではないと思ったし、1ヵ月か2ヵ月のツアー離脱をさせるのが的確な対応だったはずだよ」
テニスというスポーツが抱えているデメリットとして、ラケットやガット張りなどの用具コストや、遠征費といった金銭的な参入障壁がよく挙げられる。才能があるのにテニスができない子供たちのことを考えると、ビランデルは選手たちのラケット破壊が許せないのだろう。
先日、ATP会長のガウデンツィが、ラケット破壊をした選手への処罰の厳罰化を示唆していたが、これをきっかけに選手たちのマナーが向上することを祈るばかりだ。
(画像=@alexzverev123)