ATP界のレジェンドであるダビド・フェレールは、先日Ubitennisのインタビューに応じ、アレクサンダー・ズベレフをコーチングしていた時の経験談を語るとともに、キャリアの中で最も感銘を受けた選手についても言及した。puntodebreakが報じている。
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フェレールが感銘を受けた選手は、何を隠そうロジャー・フェデラーだったそうだ。
「キャリアに悔いはない。なぜならば、スポーツの歴史上、3人の偉大なチャンピオンと同じ時代にプレーできたからね。私がもっと何かできたかどうかは分からないけど、一つだけ確かなのは、彼らのおかげで自分のゲームが上達したということ。彼らを見て、コートで戦って、多くのことを学んだ」
「私は自分の選手としてのキャリアを愛し、引退する日までベストを尽くそうとした。その中で、最も感銘を受けたのはフェデラーだった。彼はテニスをシンプルなスポーツのように見せていたけど、本当のプロならば、コート上でショットを決めるのはとても難しいことだと分かるはずだよ」
加えてフェレールは、短期間で関係が終了し、話題となったズベレフのコーチングについても言及した。
「私にとって、ズベレフと一緒に仕事をすることは、全く難しいことではなかった。彼はとても勤勉な人だったよ。私は彼のコーチになることをとても楽しみにしていた」
「しかし、1年後(最初に決めた通り)、私には家族がいて、彼らと一緒に家で過ごし、他のことに専念したいという理由で、関係を解消した。彼の全米オープン2020の決勝戦の間、私たちは毎日電話で話たし、ティエムとの決勝戦に限らず、向こうで彼に戦術を伝えていたんだ」
現在は解説者として活躍するフェレール。ツアーで築き上げてきた経験をもとに、今後もファン達へ向けて独自の世界観を伝えてくれるだろう。叶うことなら、彼のコーチングも再び見てみたい。
(画像=davidferrer1982)