ナダルが全豪オープンと相性の悪い理由は試合勘の欠如?

 

元世界王者であり、現在は解説者として活躍するマッツ・ビランデルが、ラファエル・ナダルが全豪オープンを一度しか制覇できていない原因について語った。puntodebreakが報じている。

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ビランデルは、ナダルと全豪オープンの相性の悪さについて、以下のように話した。

「ナダルがこの大会で複数回優勝できていない最大の理由は、プレシーズンが短すぎるからだと思うよ。何故なら、ナダルは、多くの試合を積み重ねることで真のパフォーマンスを発揮するタイプだからだ」

「全豪オープンはシーズン最初のグランドスラムで、準備するための大会がほとんどない。ナダルは、試合のリズムに乗るまでの時間がとても長いからね」

加えてビランデルは、ジョコビッチとナダル、どちらがグランドスラムダービーを制するのかについても、持論を展開した。

「ジョコビッチは遅かれ早かれ、21回目のグランドスラムを制覇し、史上最高のプレーヤーとしてキャリアを終えることになるはずだ」

「そんなジョコビッチを止められる可能性があるのは、ナダルだけだ。彼がキャリアのベストな状態に戻れるかどうかは100%分からないけどね。ナダルが1年を通して、ツアーでどのような活躍をするのか見てみよう」

かつては、全豪オープンを2連覇した経験のあるビランデル。自身が持つ記録を次々と塗り替えるジョコビッチとナダルには、とても大きな感銘を受けているはずだ。果たして、熾烈な局面を迎えているグランドスラムダービーは、誰が制することになるのだろう?

(画像=rafaelnadal)