ボリス・ベッカーは、もしズベレフが今年もグランドスラムを制することができなければ、”プレッシャーが高まり、実力が疑われてしまう “と考えているようだ。tennisheadが報じている。
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世界ランキング3位のズベレフは昨年、東京オリンピックで金メダルを獲得し、加えてATPファイナルズでタイトルを獲得するなど、輝かしいシーズンを過ごした。
後に残すは、グランドスラムのタイトルだけだが、ズベレフは以前、グランドスラムでのタイトルを始め、世界ランキング1位になるという野心的な目標を話していたことがある。
そして、グランドスラムで6回優勝している同郷ドイツのレジェンドであるベッカーも、ズベレフがグランドスラムで優勝し、ドイツで最も偉大なプレーヤーへと成長することを期待している。ベッカーは記事の中で、以下のように話していた。
「今年、ズベレフがグランドスラムでタイトルを獲得できなければ、すぐに次の世代が頭角を表してきて、プレッシャーが少しずつ増していくことになる。シーズンはまだ始まったばかりだが、私はズベレフが全豪オープンで優勝できるポテンシャルがあると確信している。簡単なことではないけどね」
ズベレフは、全豪オープンで比較的に有利なドローを手に入れたが、同じ山にいるラファエル・ナダルや、世界ランキング10位のユベール・フルカチュは簡単に倒せる相手ではない。ベッカーは以下のように続けた。
「ズベレフのライバルたちは眠っているわけではない。グランドスラムの2週目に彼と対戦する大一番に出くわしても、ライバルたちはもはやプレッシャーを感じることはないはずだ」
ツアーの中で着実に世代交代が進む中、若手のトップを牽引しているのは間違いなくズベレフだろう。今年の全豪オープンはジョコビッチの騒動を含め、波乱に満ちているが、もしズベレフが優勝することになれば、長年語り継がれるような素晴らしいスラムとなるだろう。
(画像=alexzverev123)