2週連続で準決勝へ進出したコキナキス。「アドレナリンが止まらない」

 

タナシ・コキナキスは、怪我の多いキャリアを過ごしていることもあり、本来の実力が発揮できずにいた。しかし今シーズンに入ってからは、今週のアデレード国際2で、ベスト4に進出したこともあり、先週のアデレード国際1に引き続き、2週連続で準決勝進出を果たすという快進撃を見せている。そんな彼へのインタビュー記事が、ATP公式サイトに載っていたので、紹介させていただきたい。

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コキナキスの勝利数はすでに先シーズンより上

 
 
 
 
 
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コキナキスは怪我をしたことによって、シーズンに参加できる幸せを再び感じているようだ。

「自分の目標は健康を維持して、チャンスをものにすること。実は、先週の大会のディープランの後、トーナメントに出るのか、それともメルボルンでオフを取るのか、悩んでいたんだ」

「つまり、自分が言いたいのは、ツアートーナメントに参加できることを当たり前だと思いたくないということさ。先週は精神的に参っていたけど、体力的にも回復すれば、ホームの観客を楽しませることができると思うよ」

コキナキスが、メルボルンでオフを取らずに、トーナメントへ参加したのは正解だろう。2019年から2021年にかけて、コキナキスが獲得したツアーレベルの勝利回数はわずか5回だが、彼はこの2週間足らずでそれを超える6勝を果たしている。

コキナキスにとって重要なのは健康であること

 
 
 
 
 
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8年前にプロへ転向して以来、さまざまな怪我や病気に悩まされてきたコキナキスにとって、体調が良いということは何よりも重要なことだ。

「正直な話、とてもいい感じだよ。もちろん、フィジカルが完璧とは言わないけど、深刻な怪我はない。プレーしていると、ちょっとした痛みが出てくることもあるけどね。毎日、毎日、高いレベルでプレーしていから、しょうがないけどね」

「眠れないんだ。特に遅い時間の試合の後は、なかなか寝付けない。アドレナリンが出まくっているからね。自分を落ち着かせるのが大変なんだ」

コキナキスは、世界ランクトップ100に戻るため、再びツアーに戻ってきた。ニック・キリオスやバーナード・トミックと共に、オーストラリアの期待の若手として注目されていた、あの時のレベルへ今は着実に戻ってきているだろう。彼は最後に、昨シーズンでの反省点について語った。

「自分は、目の前の試合に勝つことだけを考えている。それが今の自分にできるすべてだ。自分を取り戻すために頑張っているんだ」

「小さな目標を設定しておかないと、自分を追い詰めてしまうことになる。昨年、自分はランキングを上げることに躍起になっていた。多くの試合で『トップ100に戻りたい。この勝利が必要なんだ』と思っていた。自分のレベルに合ったプレーができていなかったんだよ」

(画像=the_kokk1)