【弱点克服】ジョコビッチのバックハンドは左手主導で行われている【ムラトグルーが解説】

 

先日、シモナ・ハレプのフルタイムコーチを請け負ったことで話題となっているパトリック・ムラトグルーが、自信のYouTubeチャンネルで、ノバク・ジョコビッチのバックハンドが世界最高レベルである理由について詳しく語った。sportskeedaが報じている。

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ジョコビッチの構えは早く精密

 
 
 
 
 
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ジョコビッチのバックハンドが、多くのアナリストからテニス史上最も優れたバックハンドと評価していることは有名な話だが、ムラトグルーは、彼の初期準備の速さと、フットワークに注目することが大事だと語っている。

「ジョコビッチは、テニス界で最も優れた両手打ちのバックハンドの持ち主だ。まず、彼は非常に早く、素早く、そして非常にコンパクトに準備をする。これによって、ボールのスピードに関係なく、効果的にカウンターパンチや方向転換をすることができる。彼の足を見てくれ。彼はコートに向かって前進し、非常に大きく強い基盤を持っている」

テニスにおいて、構えを早めることはミスの減少に繋がる。これは、ジョコビッチが基礎的な部分を大事にしていることがよく分かる解説だと言えるだろう。

ジョコビッチは手首を下げ、左手主導で打っている

続けてムラトグルーは、ジョコビッチのクローズドスタンスのバックハンドがいかに効果的なのか説明した。

「彼のクローズドスタンスに注目してみると分かるけど、ジョコビッチは右目の視野が広いから、体が交差した状態でもボールとコートを同時に見渡すことができるんだ」

「ボールがバウンドすると、ジョコビッチはラケットを前に振り出し、ラケットヘッドを手首の高さより下げるから、上手くリストを使うことができる。彼のフォロースルーは印象的で、腕がどれだけ前に出ているかに注目してみると面白い。彼の左腕は、コンタクトの後もずっと伸び続けている。これは、彼が左手主導でバックハンドを打っている証拠だ」

テニスプレイヤーなら一度は必ず経験するバックハンドのスランプも、このムラトグルーの解説を聞けば何かヒントを得られるかもしれない。プロのグッドポイントを実際に真似してみるのも、テニスの醍醐味の1つだ。

(画像=@djokernole)