ラファエル・ナダルが、クレーコートで最も偉大なテニスプレーヤーであることは議論の余地がない。では、彼のライバルであるロジャー・フェデラーとノバク・ジョコビッチを比較した際には、どちらの方がクレー巧者なのだろうか?sportskeedaが報じている。
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Defaulted in New York, the elastic Novak Djokovic bounces back in Rome. Beats Diego Schwartzman 7-5 6-3 for his 5th Italian Open title
— Christopher Clarey 🇺🇸 🇫🇷 🇪🇸 (@christophclarey) September 21, 2020
Djokovic now 31-1 in 2020 but still in essence undefeated. His only loss was to himself pic.twitter.com/TWFyGKDiQE
フェデラーとジョコビッチのクレーコートに関するスタッツは、以下の通りだ。
クレーコート試合勝利数
ジョコビッチ:243勝59敗
フェデラー:226勝71敗
クレーコート勝率
ジョコビッチ:80.4%
フェデラー:76%
クレーコートで獲得したタイトル数
ジョコビッチ :17個
フェデラー :11個
クレーコートでのH2H
ジョコビッチ4勝 VS フェデラー4勝
このように、スタッツを比較してみるだけでも十分面白いが、最も興味深いのは、フェデラーとジョコビッチが、クレーでラファエル・ナダルと対戦したときの成績だ。フェデラーは、これまでクレーコートで16回対戦し、わずか2回しか勝利していないのに比べて、ジョコビッチは27回対戦して8回勝利をあげている。加えて、ジョコビッチは、ナダルのホームとも言える全仏オープンで、史上唯一複数回ナダルを倒した選手でもあり、3回に渡り2セット以上獲得した記録も持っている。
The only players to take at least two sets off Nadal in a Roland Garros match
— ATP Tour (@atptour) June 11, 2021
🇸🇪 Soderling – 2009
🇺🇸 Isner – 2011
🇷🇸 Djokovic – 2013, 2015, 2021#RolandGarros
結論からすると、クレーにおいては、フェデラーよりもジョコビッチが優れた選手だと言える。しかし、これは机上の結論であり、直接対決の成績がタイであることや、プレーの質などの要素を含めると、また違った意見が生まれてくるかもしれない。
(画像=rogerfederer)