フェデラーとジョコビッチ、クレーだとどっちが強いの?

 

ラファエル・ナダルが、クレーコートで最も偉大なテニスプレーヤーであることは議論の余地がない。では、彼のライバルであるロジャー・フェデラーとノバク・ジョコビッチを比較した際には、どちらの方がクレー巧者なのだろうか?sportskeedaが報じている。

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フェデラーとジョコビッチのクレーコートに関するスタッツは、以下の通りだ。

クレーコート試合勝利数
ジョコビッチ:243勝59敗
フェデラー:226勝71敗

クレーコート勝率
ジョコビッチ:80.4%
フェデラー:76%

クレーコートで獲得したタイトル数
ジョコビッチ :17個
フェデラー :11個

クレーコートでのH2H
ジョコビッチ4勝 VS フェデラー4勝

このように、スタッツを比較してみるだけでも十分面白いが、最も興味深いのは、フェデラーとジョコビッチが、クレーでラファエル・ナダルと対戦したときの成績だ。フェデラーは、これまでクレーコートで16回対戦し、わずか2回しか勝利していないのに比べて、ジョコビッチは27回対戦して8回勝利をあげている。加えて、ジョコビッチは、ナダルのホームとも言える全仏オープンで、史上唯一複数回ナダルを倒した選手でもあり、3回に渡り2セット以上獲得した記録も持っている。

結論からすると、クレーにおいては、フェデラーよりもジョコビッチが優れた選手だと言える。しかし、これは机上の結論であり、直接対決の成績がタイであることや、プレーの質などの要素を含めると、また違った意見が生まれてくるかもしれない。

(画像=rogerfederer)