アシュリー・バーティとダニエル・コリンズの間で行われた2022年全豪オープンの決勝戦は、お互いにとって重要な意味を持っていた。バーティにとっては、全豪オープン初優勝の期待がかかり、ウェアのスポンサーもコーチもいないコリンズにとっては、今後のキャリアをかけた大事な一戦だった。そして、この歴史的一戦は、過去最高の視聴率を打ち出したとしても話題となっている。essentiallysportsが報じた。
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For comparison, last year’s US Open women’s final peaked at 3.4 million and the men’s final had a peak of 2.7 million.
— Gaspar Ribeiro Lança (@gasparlanca) January 30, 2022
Australia population: 25.9 million
USA population: 239.5 million
海外テニス記者が調べたところによると、この試合は1999年の全豪オープンで記録を取り始めて以来、最も多くの視聴者数を集めた試合になったそうだ。
この試合のピーク時の視聴者数は426万1,000人で、平均は357万7,000人と、世界中のあらゆるテニスファン達がこの試合を視聴した。これに対し、男子決勝戦のラファエル・ナダルとダニール・メドベデフ戦のピークは270万人となり、比較的落ち着いた数字となった。
このデータは、視聴者数の内訳を見てみるとさらに面白い。バーティとコリンズの決勝戦を最も見ていたのは、やはりオーストラリアの人達で、ピーク時にはなんとオーストラリアの全人口の内、約17%もの人たちが試合を観戦した。これは約6人に1人の割合である。
In a country of about 26 million people, roughly 17% of Australians were tuned in to Ash Barty’s #AusOpen win together at the peak.
— Ben Rothenberg (@BenRothenberg) January 30, 2022
About 1 in 6 people on this continent were watching.
That’s pretty heckin’ enormous, good gosh. https://t.co/GlGJqUc17a
全豪オープンを制したバーティは、これで3つの異なるサーフェスでグランドスラムを制した選手となり、現役女性プレーヤーとしては、セレナ・ウィリアムズに次いで2人目の快挙となった。彼女のテクニカルな試合は、今後もホームであるオーストラリアから、多大な注目を集め続けることだろう。
(画像=ashbarty)