23回のグランドスラム優勝を誇るセリーナ・ウィリアムズが、ツアーへの復帰を発表して以来、テニス界は冷静ではいられなくなった。しかし、不安視されているのは彼女のコーチの不在だ。パトリック・ムラトグルーとの確執が明らかになった今、誰がセリーナを指導するのだろうか?sportskeedaが報じている。
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Wow @serenawilliams has hired @EricHechtman Venus’s coach to work with her also pic.twitter.com/PzxKAfVUwX
— Venus Williams Fandom (@QueenVee_Fandom) June 14, 2022
上記のツイートによれば、セリーナの姉であるヴィーナス・ウィリアムズのコーチを務めるエリック・ヘクトマンが、自身のSNSでセリーナに同行することを示唆したようだ。
2019年からヴィーナスのコーチを務めているヘクトマンは、マイアミ大学で政治学の学士号を取得している博識者で、コーチ業に進出する前は、ラファエル・ナダル、ロジャー・フェデラーなどのヒッティングパートナーを務めていた時期もあり、フロリダにあるロイヤルパームテニスクラブのディレクターも務めている。
そして、最も興味深いのは、彼のインスタグラムの自己紹介文に、未だ「Coach of @venuswilliams(ヴィーナス・ウィリアムズのコーチ)」という文字が残っていることだろう。つまり、ヘクトマンは世界最強の姉妹を2人揃って指導することになるのだ。
今年、セリーナ・ウィリアムズは、現在シモナ・ハレプを指導している元コーチのパトリック・ムーラトグルーと衝突していたことが明らかになっている。
Mouratoglou on Serena “I asked her if she wanted to go to RG. She told me she didn’t know. It was six weeks before the event. I told her I was waiting for her on Monday for training and if she didn’t come I would consider myself free.”
— José Morgado (@josemorgado) June 13, 2022
And she didn’t.https://t.co/PQbQoAXXcP
「彼女に全仏オープンへ行きたいかどうか聞いたんだ。彼女はわからないと言った。大会の6週間前だったよ。『月曜日にトレーニングで待っているから、もし来なかったら、私はフリーになると思う』そう伝えたよ」
結果的に、練習には来なかったと言われているセリーナ。ウィンブルドンでは、新しい相棒であるヘクトマンを頼りにすることになるが、果たして復帰戦はどのような結末を迎えるのだろうか?まずは、イーストボーンでのオンス・ジャバーとのダブルスを楽しみに待ちたい。
(画像=https://www.instagram.com/erichechtman/)