セリーナ・ウィリアムズが引退意向を発表した理由「娘の夢はお姉ちゃんになること」

 

グランドスラムで23回優勝しているセリーナ・ウィリアムズは『Vogue』の独占インタビューで、USオープンが自身の最後の大会になる可能性がある事を明かした。BASELINEが報じている。

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セリーナの引退理由は娘オリンピアちゃんのため

40歳であるセリーナは、2017年9月に生まれた娘のオリンピアちゃんが、自分にとってどれだけ大切な存在なのか以下のように語った。

「キャリアの初期は、子供を持つことなんて考えたこともなかった。いろいろな問題があるこの世の中で、子供を産んでいいのだろうかと悩んだこともあった。赤ちゃんや子供のそばで、それほど自信や快適さを感じたことはなかったし、もし赤ちゃんができたら、24時間365日、他の人に面倒を見てもらおうと考えていたの」

「正直に言うと、確かにたくさんのサポートがある。でも、私はとても手をかける母親でもあるんだ。私の夫は、娘に手をかけすぎていると言うかも。この5年間で、オリンピアが私と離れて24時間過ごしたのは1回だけだしね。私がハムストリングの怪我から回復していたこの1年間は、週に4~5日、娘を学校に迎えに行き、彼女が建物から出てきて、私が待っているのを見て顔を輝かせるのをいつも楽しみにしていた」

「オリンピアより大事なものは何もないということね」

5年前にオリンピアちゃんを出産したセリーナは、その後、肺塞栓症が引き金となり合併症を抱え、CNNに寄稿した記事の中で”命の危機”にあったことを明かしている。彼女にとってオリンピアちゃんは、自分の命を懸けて世に送り出した子供であり、それだけ大切な存在であるということなのだ。

娘の夢はお姉ちゃんになること

 
 
 
 
 
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セリーナは、夫のアレクシスと一緒に家族を増やしていくことを心に決めていることも語った。しかし、母、妻、アスリート、起業家、慈善家、ロールモデルを含む、数多のタスクを両立することは彼女にとって重荷なようだ。

「最近、主治医からいくつかの情報を得たんだけど、話を聞いたら私の心を安心させてくれたし、準備ができたらいつでも家族を増やすことができると感じさせてくれた」

「私は絶対にアスリートとして再び妊娠したいとは思わない。私はテニスに2フィート入り込むか、2フィート出るか決断しないといけないの」

セリーナは、オリンピアちゃんの夢がお姉ちゃんになることであると語り、その夢を実現するために大きな決断をした。彼女自身、テニスへの扉を開き、リーダーであることの意味を教えてくれた姉のヴィーナスの存在の大きさを知っているだけに、今後はオリンピアちゃんの願いを叶えるため、きっと全力を尽くしてくれるだろう。

(画像=https://www.instagram.com/p/ChCgQH0rFbQ/)