ノバク・ジョコビッチは、キャリアの初期はしばしば試合の途中でリタイアする選手として有名だった。長時間のメディカルタイムを取ったり、異常な頻度の負傷を訴えたことが原因で、周りから非難されることも多々あった。
そして、レジェンドであるアンディ・ロディックも、ジョコビッチを非難した選手の1人として有名だが、Twitterでファンからの質問を受けた彼が、当時の状況を回顧したようだ。sportskeedaが報じている。
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ロディックとジョコビッチが衝突したのは、2008年USオープンの時だ。記者会見に臨んだロディックが、ジョコビッチの故障癖に対して「背中と腰の故障かな?あとは鳥インフルエンザかSARSかな?」とコメントしたことにより、ジョコビッチは怒り心頭。準々決勝でロディックを倒した後、彼は以下のようなコメントをしている。
「僕には何も隠し事はないよ。アンディ(ロディック)は4回戦の後に、僕が16の故障を抱えている、と言っていたけれど、今日ご覧になってわかるように、そんな故障は抱えていない」
「信じようと信じまいと、それが真実。観客の皆さんは僕がそれを隠していると思っているから、試合前から僕に好意的ではなかった。残念だよ」
このイザコザをきっかけに、強い確執があると見られてきた彼らだが、先日ロディックは下記のファンからの質問に対して、ジョコビッチとの関係について答えた。
Based Roddick.
— Don (@Tha_Row) June 29, 2022
Btw got a question. How serious was your beef with Novak in the late 2000s? I read something about an almost locker room fight.
「ちょっと質問させてください。2000年代後半、ノバクとの確執はどれぐらい酷かったのでしょうか?ロッカールームで喧嘩になりそうだったという話を何かで読んだんです」
Stuff like that happened a lot in locker rooms in heat of the moment. Wouldn’t have come to blows. Never does. There were heated words. We actually talked it out that same night and have been fine ever since. We always have a nice hello when we see each other. All good
— andyroddick (@andyroddick) June 29, 2022
「ロッカールームだと、その場の空気で口論になることはよくある。だけど、殴り合いになることはないよ。決してそんなことはない。キツめな言葉はあったよ。でも、その日の夜に話し合って、それ以来ずっとうまくいっている。会えばいつもいい挨拶をしているしね。すべて順調だよ」
今年の全仏オープンでは、キャスパー・ルードとホルガ・ルーネの確執が話題になったが、ロディックの言葉を信じるならば、ジョコビッチとの友情は回復しているのだろう。2人には今後も良好な関係を築いてもらい、将来は、ジョコビッチとロディックが2人並んで試合を解説する姿も見てみたいものだ。
(画像=https://www.instagram.com/djokernole/)