【ATP/テニス】キャスパー・ルードがジュニア時代を振り返る。「16歳でスペインに渡ったのは正しい決断だった」

 

ノルウェー出身のキャスパー・ルードにとって、今年は飛躍の年となった。ヒューイットを思い起こさせるような安定したベースラインでのストロークと、ツアー選手の中では小柄な部類に入る183cmという身長ながら、キャリアのキープ率83%を誇る自慢のクイックサーブを武器に、世界ランキングは8位まで上昇。今年はとうとう自身初のATPファイナル出場を果たした。

 

そんな成功者である彼のジュニア時代は、どのようなキャリアだったのだろうか?ルード曰く、早い段階で環境を変化させたことがプラスに働いたという。 スペインのテニスサイトpuntodebreak.comが報じている。

 

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ジュニア時代から現在に至るまで、ルードのコーチは父親のクリスチャン・ルードが務めている。実はクリスチャンもツアーを回っていた元プロ選手であり、世界ランキングは39位まで上り詰めたことのある名選手だ。そんな彼は、家の裏庭に小さなテニスコートを作り、よく幼少期のルードを遊ばせていたそうだ。

 

初めて世界ランキングトップ10入りした際には「8歳の頃から世界の大舞台で活躍したいと思っていたよ」と語っていたルード。そして彼は、その夢を実現させるために、生まれ故郷からテニスの本場スペインへ武者修行に行くこととなる。

 

「父親には感謝しているよ。彼は練習の規律を守る大切さを教えてくれた。それに彼は、僕がいろんな刺激を受けられるようにと、16歳の時にスペインへの渡航を企画してくれた。人生の早い段階でノルウェーを離れたのはいい決断だったよ」

 

スペインでは、ラファエル・ナダルが開設した「ラファ・ナダル・アカデミー」を拠点に練習していたというルード。彼の安定したストロークのルーツは、ここにあるのかもしれない。ATPファイナルの初戦は、惜しくもノバク・ジョコビッチに敗れてしまったが、ぜひルードには怪我なく最後まで戦い抜いてほしい。

 

 
 
 
 
 
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