来月に開催される予定のマドリード・オープンは、今年で20周年を迎える。熱狂的なファンを抱えていることで有名なマドリードだが、同大会を過去に2度制したことのあるアンディ・マレーにとっても、これは特別な大会の1つであるようだ。tennisheadが報じている。
【関連記事】マレーがクレーシーズンをスキップする理由【全てはウィンブルドンのため】
この投稿をInstagramで見る
まずマレーは、マドリードでのお気に入りの瞬間について、2015年の決勝でラファエル・ナダルに勝利した時をピックアップした。
「もし一つだけ選ぶとしたら、2015年の決勝でナダルを破ったときだね。彼はクレーコート史上最高の選手で、しかも彼のホームであるスペインで彼を6-3,6-2で倒すことができたのは素晴らしいことだった」
ちなみに、翌2016年にもマレーはマドリードでナダルを倒しており、同大会で2年連続ナダルを倒した史上初の選手となった。
加えてマレーは、マドリードのテニスファンの雰囲気について語った。
「スペインとテニスの関係性は強い。テニスは彼らの文化の一部だ。彼らはテニスが好きで、テニスを知っている。そんな人達の前でプレー出来るのは素晴らしいことだ。彼らはこのスポーツが大好きで、応援してくれるし、とても情熱的なんだ」
「世界中の他のテニスアリーナとは違うんだ。応援してくれるファンと一緒にプレー出来るのは素晴らしこと。コートの近くで、熱く応援してくれる」
残念ながらマレーは、芝コートのシーズンに向けて、マドリードをスキップすることが濃厚とされているが、この大会が彼にとってお気に入りの1つであることは間違いない。願わくば、マレーが赤土を踏み締めてプレーしている姿を、もう一度見られる時を期待したい。
(画像=@andymurray)