ベレッティーニのプレースタイルをムラトグルーが解説「敵に回したくない理由が3つある」

 

得意の芝シーズンに入り、ウィンブルドンでのタイトル獲得が熱望されるマッテオ・ベレッティーニ。そんな彼に対して、大きな期待を寄せているのがパトリック・ムラトグルーだ。彼は自身のSNSで、ベレッティーニのプレーを解説した。sportskeedaが報じている。

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ムラトグルーは、ベレッティーニがトップ選手にとって真の脅威である要因を以下のように指摘している。

「3月に手首の手術を受けたベレッティーニが、グラスコートのシーズンに戻ってきたのは素晴らしいことだ。彼の復帰を見るのが楽しみだよね。特に芝コートでは、彼のパワフルなゲームスタイルと、ラリーを短く抑える能力で、他のトッププレーヤーにとっては真の脅威になるはずだ」

加えてムラトグルーは、ベレッティーニが芝コートで危険な相手となる3つの重要な要素、すなわちサーブ、フォアハンド、スライスについて説明した。

「ベレッティーニを芝で敵に回したくない理由が3つある。まず、彼はビッグサーブを持つ。威力があるだけでなく、精度が高い。芝ではリターンが難しくなり、彼は多くのフリーポイントを獲得することができる。これが相手にプレッシャーを与え、サーブゲームを勝たせるんだ」

「2つ目は、彼のフォアハンドがツアーでも最強であることだ。このような武器を持つことで、ベレッティーニは芝で重要なポイントを短く抑えることができる。サーブゲームで、ベレッティーニはフォアハンドを打ち込み、相手を走らせるか、ウィナーを打つことを考えている」

「3つ目、スライスが効果的であることだ。バックハンドは彼の苦手なショットだが、ベレッティーニは芝の上で理想的な非常に優れたスライスを身につけている。彼はこのスライスで、相手のボールを押し上げることを強要し、フォアハンドで攻撃する機会を増やしている」

プレーだけでなく、その誠実な人柄も評価されているベレッティーニ。恵まれたフィジカルを持つ彼にとって、芝は最適解なサーフェスだと言えるだろう。

(画像=https://www.instagram.com/matberrettini/)