アレクサンダー・ブブリクは、メッツで開催されたATPトーナメントでキャリア7回目の決勝進出を果たした。しかし、ブブリクのコート上での振る舞いは、時として無気力に見えるため、一部のファンからはバッシングを受けることがある。だが、著名なコーチであるパトリック・ムラトグルーは、自身のSNSで彼のことを擁護した。sportskeedaが報じている。
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Bublik goes exhibition mode 👀@MoselleOpen pic.twitter.com/AdSbA7WFE2
— Tennis TV (@TennisTV) September 25, 2022
投稿した動画の中で、ムラトグルーは以下のように語っている。
「ブブリクは、試合の中でトリックショットを必要としていて、ただ楽しんでいるんだ。そして、それが彼の良いプレーとも言える。試合中にラケットを折ったり、大声を出したり、ストレスを発散する方法を持つことは、時として非常に大切なことだよ。プレーを楽しむために必要なことなんだ」
「ファンたちが理解しなければならないのは、誰もがラファではなく、ノバクでもなく、ロジャーでもないということだ。世界ランク1位と1000位の間には、それぞれ個性を持ったプレーヤーがいるんだよ」
過去には、バーナード・トミックのように平然と無気力プレーをする選手も存在したが、ムラトグルーはブブリクのふざけたように見えるショットが、彼にとって必要なものだと捉えているようだ。加えてムラトグルーは、以下のように続けている。
「しかし、もしあなたが彼のことを認めたくないのなら、私たちが言えることは『そう、これは楽しむことが前提のゲームだ。だけど、勝つために戦うべきなんだ』ということさ」
「(メッツ決勝での)ショットは、適切なポイントではなかったかもしれない。だけど、私たちも少しオープンになる必要がある。多くのファンはとても閉鎖的だよ。私たちは完璧じゃない。完璧な人間なんていない。それを受け入れるべきだ」
伝統を重んじるテニス界において、ブブリクのようなタイプの選手は居場所を見つけることに苦労している。ムラトグルーが言うように、私たちテニスファンはもっとプレーに寛容になるべきなのかもしれない。
(画像=https://www.instagram.com/bublik/)