【ATP/テニス】ナダルが全豪オープンへの出場を濁す。「100%保証することは出来ない」

 

先日、アブダビで行われたエキシビジョンマッチに出場し、ファンの前で元気にプレーする姿を見せたラファエル・ナダル。足の怪我からは完全に復活したようにも見えるが、彼はシャポバロフ戦後に行われたインタビューで全豪への出場の可否について尋ねられると、詳しく語ることは伏せた。スペインのテニスサイトpuntodebreak.comが報じている。

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ナダルは記者会見で以下のように答えた。

 

「全豪に関しては、チームと話し合って決断したい。だから、出場することを100%保証することはまだ出来ないよ。自分のプランはオーストラリアに行き、ベストを尽くすことだけど、今日プレーしたことで2,3日後に出る体への影響を確認しなければいけない。まだ時間も残されているしね」

 

ファン達からすれば、彼にはっきりと出場を表明して欲しかったところだろうが、ナダルは去年の全豪で腰に怪我を抱えながら出場し、結果的に悪化させてしまった前例もある。今は自分の体と相談をする時間が必要なのだろう。またナダルは、エキシビジョンマッチとはいえ2連敗を喫してしまったことについて記者団から質問されると、敗戦したとは言えポジティブに捉えていると答えた。

 

「プレーの質は決して100%じゃなかったけど、レベルの高い選手と戦えることを示せたと思う。全豪までの数週間、改善するべき点はいくつかあるけど、マレーやシャポバロフといった選手と同じレベルで戦えたことを嬉しく感じるんだ。競争力があったのはポジティブなことだよ。だけど、自分にはもうちょっと時間が必要だ。今シーズンの最後にプレーしたワシントンでは最悪の状況だったし、最後の公式戦から約半年も経っている。今は健康体を保つことが一番のポイントだよ」

 

続けてナダルは「自分はお金のためにプレーをしているわけではない。目標を達成する過程を楽しみたいと思ってテニスをしているんだ」とコメントし、記者会見を後にした。今シーズンはグランドスラム最多優勝記録の更新が期待されるだけに、彼にとっては重要なシーズンとなるだろう。ジョコビッチとの直接対決が楽しみだ。

 

(画像=rafaelnadal)