ジョコビッチの元コーチが彼の行動に苦言。「ワクチンを接種することを勧める」

 

ボリス・ベッカーは先日、デイリー・メール紙に記事を寄稿し、かつての教え子であるノバク・ジョコビッチにコロナウイルスのワクチン接種を受けるように促した。sportskeedaが報じている。

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ベッカーは、ジョコビッチが予防接種を受けないのは”大きな間違い”だと考えており、ジョコビッチが将来的に後悔することになると確信しているようだ。彼は寄稿した記事に、以下のような持論を述べた。

「元コーチとして、私はノバク・ジョコビッチを家族のように思っているが、時には意見の相違もある。(ワクチン接種をしていないことは)彼の残りのキャリアと、史上最高のプレーヤーとしての地位を確立するチャンスを脅かすものだ」

またベッカーは、ジョコビッチが入国の際にビザを拒否され、メルボルン空港で9時間近くも拘束されている間に、ジョコビッチの現コーチであるゴラン・イワニセビッチと連絡を取っていたことも明かした。

「彼がメルボルン空港に到着したとき、私は彼に同行しているコーチ、ゴラン・イワニセビッチと連絡を取っていた。ゴランは別の部屋にいて、ジョコビッチとは切り離されていたよ。彼と話すチャンスは貰えなかったが、私はジョコビッチに予防接種を受けるように勧める。彼が私の意見を聞くかどうかは別問題だけどね」

「ジョコビッチは非常に意志が強く、確固たる信念を持っている。だけど、もし彼がワクチンを接種しなければ、10年後に自分のキャリアを振り返ったとき、自分が間違いを犯したことに後悔するだろう。ワクチン接種なしでツアーを回るのは非常に難しい」

イギリス、オーストラリア、フランスなど、いくつかの国では、ワクチンを接種していない人に対して、厳しい政策を採用している。そのため、ジョコビッチがワクチン接種を受けずにいると、ベッカーの心配している通り、今後のツアー生活に支障が生じるのは間違い無いだろう。ジョコビッチは元恩師からのアドバイスを聞いて、どのような決断をするのだろうか?

(画像=djokernole)