現役のWTA選手であるダリア・カサトキナは、ノバク・ジョコビッチのファンへ向けたアピールが “わざとらしい”ものであり、人気を獲得することは難しいと感じているようだ。sportskeedaが報じている。
【関連記事】マレーがクレーシーズンをスキップする理由【全てはウィンブルドンのため】
この投稿をInstagramで見る
ジョコビッチは、ビザやワクチン接種の状況をめぐって強制送還されたため、今年の全豪オープンの欠場を余儀なくされた。
先日行われたEurosportとのインタビューで、カサトキナは、そんなジョコビッチとラファエル・ナダルのキャラクター性を比較した。
「私たちは皆、ジョコビッチがファン達から愛されたいと思っていることを知っている。彼はそのためにあらゆることをしようとしているけど、うまくいってないよね」
「なぜなら、最後には何かが正しくないと感じるからだ。ジョコビッチと違い、ナダルは絶対にラケットを壊さないけど、あれは子供の頃から習慣付いているからだよ。彼は全く違う方法で感情を爆発させる。彼の「バモス」は多くの人に愛されている。見せかけの媚は目に見えている」
そしてカサトキナは、もし2022年の全豪オープンで、ジョコビッチの参加が認められていたら、他の選手にとって不公平だっただろうと断言した。
「これだけは言っておきたいんだけど、もしジョコビッチが(全豪オープンへの)出場を認められていたら、選手たちにとっては不幸なことだったよ」
「なぜなら、私たちは皆、ある種の犠牲を払って、試合のルールを受け入れてプレーしているから。ノバクは自分の道を進みたかったのだろうけど、不条理なルールでプレーすることを許されたとしたら、それはプレーヤーにとって公平ではないはず」
BIG3の中では、ヒール役として扱われることの多いジョコビッチ。そんな彼が、ファン達から快く迎えられる日は来るのだろうか?
(画像=djokernole)