大坂なおみは先日、自身のInstagram StoriesでQ&Aセッションを開催し、アンチなコメントに対処するための心持ちや、2021年の全豪オープンの舞台裏などについて語った。sportskeedaが報じている。
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大阪なおみはファンにidgafと答えた
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まず大阪は、ファンからの「全豪オープンでは、すべての試合であなたの実力を証明するような戦いをしてください」というコメントに答えた。
「失礼なことを言うみたいだけど、グランドスラムをいくつ制覇しても、否定的な人は必ず私を批判してくるから、何も証明することはないよ」
「グランドスラムを優勝する前に私は『可能性はあるけど、おそらく無理だろう』と言われてたの。そしてUSオープンを優勝した後は『運が良かっただけだ。彼女は一発屋だ』と言われた。2回目にグランドスラムを制覇した時は『彼女は偉大な選手になれる』と言われたけど、私はそんな自信がなかった。3回目、4回目と優勝を重ねると『ハードコートでしか通用しない選手だ』と言われた」
「この物語から得る教訓は、人々は常に何かを言いたがるもので、もう私はidgaf(I don’t give a f***=そんなことはもう気にしないぜ)だということよ」
去年の大阪の口からは、このような力強い発言を聞くことは叶わなかっただろう。それだけ彼女は、日々メンタルが成長しており、着実と偉大なレジェンドへの道を辿っていることが分かる。
大阪なおみは挑戦する素晴らしさを子供へ諭す
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続けて大阪は、次の質問で「去年の全豪オープンでの隠れエピソードを教えて?」と求められた。
「優勝記念写真を撮るときに、履くはずだったヒールのサイズが合わなくて、履くことができなかったことかな。新しい靴を探すのに20分もかかっちゃったの。今年になってオーストラリアへ戻ってきたら、そのアクシデントが『shoe incident(靴事件)』と呼ばれていて面白かった」
また、13歳のテニスに励む子供が大坂に向けて「これまで1度しか優勝したことがないから、アドバイスを頂戴?」と尋ねると、彼女は以下のように答えた。
「私は子供の頃、一度も優勝したことがないから、あなたはすでに素晴らしい。勝つこと自体は重要じゃないから、あなたぐらいの年齢の時は、挑戦を楽しむことが一番大事だよ」
去年の全仏オープンでの会見拒否の件からも分かる通り、大阪はとてもナイーブでピュアな心を持っている。だからこそ、あらゆる人に共感することができて、ファンからの信頼も厚いのだろう。全豪オープンでは、遺憾無くその実力を発揮してもらいたい。
(画像=naomiosaka)