2022年のモンテカルロ・マスターズが開幕したが、今年は大会史上最も成功した選手であるラファエル・ナダルが怪我のため欠場している。そこで今回は、ナダルが繰り広げたモンテカルロでの名勝負を3試合ほど紹介させていただきたい。sportskeedaが報じた。
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ラファエル・ナダルvsアンディ・マレー(2016年準決勝)
This is the 2⃣nd time in Rafael Nadal’s career that he lost the 1⃣st set @ROLEXMCMASTERS by 2-6 before the final!
— www.db4tennis.com (@DB4Tennis) April 16, 2021
2016 vs @andy_murray 26 64 62
2021 vs @AndreyRublev97 26 pic.twitter.com/QqeHgacTZ7
2005年から2013年まで9年連続でタイトルマッチを戦っていたナダルは、2014年と2015年に決勝へ進出できなかったこともあり、2016年は王座奪還のために万全の体制で臨んでいた。
そんな彼は、準々決勝でスタン・ワウリンカを破った後、当時第2シードだったキャリア全盛期のアンディ・マレーとぶつかった。マレーはナダルを苦しめ、第1セットを先取したが、第2セットはナダルが勢いよく息を吹き返し、試合はフルセットへ。
第3セットでは、ナダルがペースを崩すことなく6-2とし、自身100回目、モンテカルロでは10回目のATPツアー決勝進出となる記録的な勝利をあげた。その後ナダルは、決勝でガエル・モンフィスを破り、モンテカルロで9個目のタイトルを獲得している。
ラファエル・ナダルvsノバク・ジョコビッチ(2009年決勝)
2009 Nadak vs Djokovic was one of the best Monte-Carlo’s finals ever. Let’s remember these two EPIC rallies 🤩
— We Are Tennis (@WeAreTennis) April 19, 2020
What’s your fave final in Monte-Carlo?
(Video @tennistv) pic.twitter.com/l82a6s3srI
ナダルとノバク・ジョコビッチ。ベースラインからの長いラリーが持ち味の両者だが、ファン達は2人の質の高いテニスに酔いしれ、魅了された。
第1セットはナダルが6-3で先取し、第2セットはジョコビッチが冷静な判断で取り返したが、強いタフネスを持ったナダルの勢いはジョコビッチの手に負えず、ナダルはモンテカルロで5回目の栄冠を手にした。
ラファエル・ナダルvsロジャー・フェデラー(2006年決勝)
Looking back on a fedal classic in Monte Carlo 🤩
— ATP Tour (@atptour) April 13, 2020
It was @RafaNadal who prevailed in their fifth career meeting, back in April 2006. pic.twitter.com/eKJpphl8h6
モンテカルロでの2連覇を目指していた当時のナダルは、2006年大会の決勝でロジャー・フェデラーと対戦した。
ナダルは6-2でセットを先取し、試合の流れを優位にしていたが、フェデラーが7-6 (2)で第2セットを取り返すと形勢が逆転。死闘へと発展した。
しかし、まだ10代だったナダルは、持ち前の体力を活かしたフィジカルなプレーで、第3セットを6-3、第4セットもタイブレークの末に7-6 (7-5)で取り、GOATを圧倒して2連覇を達成した。
ナダルが全仏オープンで多大な成功を収めていることは有名だが、出場した76試合のうち71試合で勝利しているモンテカルロも、彼の庭だと言って過言ではない。来年は、同大会の海沿いの美しいコートで、ナダルのプレーが見られることを期待したい。
(画像=@rafaelnadal)