現在、怪我でツアーを離脱中のラファエル・ナダルは、彼のラケットスポンサーであるバボラから共有された特別なトリビュートメッセージに対して、自身のインスタグラムを通じて感謝の気持ちを返した。sportskeedaが報じている。
【関連記事】ルードがナダルの性格を暴露「イメージと違うけど実は〇〇なんだ」
自身のアカデミーで子供達を指導するナダル。見てるだけで癒される。pic.twitter.com/6CTGcK1L4T
— モリス@海外テニス情報 (@Morris2009USop) May 26, 2023
元世界ランキング1位のナダルは、今シーズンの全豪オープンで負った股関節の怪我の回復がうまくいかず、全仏オープンを棄権せざるを得なくなった。多くのファンがこの悲報に落胆したが、最もナダルの欠場を悔やんでいるのは、バボラなのかもしれない。
ナダルの長年のラケットスポンサーであるバボラは最近、彼に対する心温まるトリビュートを自社のInstagramアカウントで共有した。同メーカーは、ナダルの全仏オープンでの驚異的な勝利について愛情を込めて回想し、彼への揺るぎないサポートも表明したのだ。
「私たちはずっとあなたと一緒でした。あなたが14回もファンを狂喜させた間ずっとです。今、ファンがあなたを待っている間も、私たちはずっとここにいます。いつでも準備ができています。いつもあなたのそばにいます。あなたの『Vamos』を聞かせてください」
このメッセージに対して、ナダルは以下のように反応している。
ナダルは、バボラとの長年のパートナーシップを、約四半世紀にわたって享受してきた。そのきっかけは、ナダルの元コーチであるトニー・ナダルが、ナダルがプロ選手として駆け出しの時期に、より軽量なバボラのピュアドライブを紹介したことから始まった。現在ナダルのコーチを務め、1998年の全仏オープンで優勝したカルロス・モヤも、自身の輝かしいキャリアの中でバボラのラケットを愛用した。
そして、ナダルの天井知らずのポテンシャルを見込んだバボラは、彼のプレースタイルにぴったり合うユニークなラケットを作る必要性をいち早く察知した。彼のために開発されたピュアエアロは、よりヘッドスピードを向上させ、大きなトップスピンを生み出す有名モデルとなった。バボラのCEOであるエリック・バボラは、開発当時のことを次のように振り返っている。
「ラファとゲームの発展をサポートすることは、私たちにとって重要なことでした。だからこそ、パワーとスピンに特化した新しいラケットをデザインすることにしたのです」
引退意向を示したことで、今後のキャリアの行方が注目されているナダル。しかし、彼がどのような道を辿ったとしても、バボラは全力でサポートを続けるはずだ。今後もナダルの動向には注目して行きたい。
(画像=https://www.instagram.com/rafaelnadal/)