ラファエル・ナダルは、全豪オープンのデニス・シャポバロフ戦で、熱中症による胃痛に苦しんだ。結果的に勝利することはできたのだが、体が受けたダメージはそれなりに深刻だったようだ。puntodebreakが報じた。
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ナダルのコーチであるカルロス・モヤは、スペインのメディアに対して、心配されていたナダルのフィジカルの状況について以下のように発言した。
「(試合後の検査で)彼が4キロ痩せたことを確認した。脱水症状がひどかったね」
ナダルはこの試合でシャポバロフに対して、2セットアップのリードを持っていたが、過酷な暑さにフィジカルが耐えることができず、ズルズルと調子を崩しているのは画面越しでも明らかだった。だとしても、1試合こなしただけで、結果的に体重が4キロも痩せたというのは驚きだ。
今回のケースのように、ナダルのフィジカルに異常が出てくれば、モヤを含め、彼をサポートするチームには大きなプレッシャーがかかってくるだろう。しかし、モヤにとってプレッシャーは問題ないようだ。彼は以下のように語っている。
「プレッシャーはあるけど、それを受けて大騒ぎしないのが一番だ。ナダルは前に、グランドスラムダービーを制しても、自分の幸せには直結しないと言っていたよね。でも、私たちは、彼がグランドスラムでタイトルを獲得することをサポートするために、日々、懸命に努力している」
パトリック・ムラトグルーや、ギュンター・ブレスニク、ダレン ・ケーヒルなどの一流コーチと肩を並べる名将のカルロス・モヤ。今後も彼は、ナダルの栄光を側で手助けしていくことだろう。
(画像=rafaelnadal)